歯列矯正を一年続けると、どんな変化があるの?
歯列矯正1年後の、変化の様子を知りたい
そんな疑問にお答えします。
筆者は現在歯列矯正中です。
2018年4月から装置とワイヤーをつけ始め、順調に治療が進んでいます。
追記:2020年7月にブラケットオフ(装置を外す)しました。矯正期間は2年3ヶ月でした。
歯列矯正って、歯をキレイに並べることでしょ…そんなイメージがないですか?
筆者も、矯正を始める前はそう思っていました。
ですがいざ始めてみると、それ以外の変化の方がむしろ多くて、正直びっくりしています。
そこで今回は、歯列矯正一年の変化。1年間に起きたことを経験者が詳しく解説と題して、筆者の体験を詳しくご紹介したいと思います。
歯列矯正一年の変化。1年間に起きたことを経験者が詳しく解説
歯列矯正を一年間続けると、どんな変化が起きてくると思いますか?
一般的に歯列矯正で歯が動くのは、
1ヶ月に1mm程度も動かずむしろその半分の0.3〜0.5mm程度
歯科矯正を始めてどれくらいで変化があるの?|歯列矯正の知恵袋
とのこと。
つまり大きな変化を感じるには、一年から数年の期間が必要と言えそうです。
では筆者が歯列矯正を始めて一年後、どんな変化が現れたかというと、以下のようなことが挙げられます。
① 歯並びがキレイになった
② 噛み合わせがよくなった
③ 顔の輪郭がシャープになった
④ 姿勢がよくなった
⑤ ぐっすり眠れるようになった
⑥ 食生活の変化
それぞれどういった変化なのか、詳しく解説していきます。
① 歯並びがキレイになった
歯列矯正を一年続けて起きた変化の1つ目は、歯並びがきれいになったことです。
一番最初に「あー、変わったな」と感じたのが、下の前歯の歯並びです。
始めてワイヤーをつけた時↓
2ヶ月後↓
たった2ヶ月で、下の歯のワイヤーがまっすぐになったのが分かりますか?
こちらは上の歯↓
左が歯列矯正前で、右が1年後の上の歯の歯列です。
前に飛び出ていた前歯が、かなり引っ込んだのが分かるでしょうか?
② 噛み合わせがよくなった
歯列矯正一年の変化の2つ目は、噛み合わせがよくなったこと。
上の画像は、歯列矯正前の筆者の噛み合わせを表した図です。
赤いところが、一番強く噛めている場所なのですが、ご覧のうように、2ヶ所くらいでしか噛めていませんでした。
本来噛み合わせというのは、すべての歯が上下でしっかり触れ合っているものらしいんですが、筆者にはそれがなかったんです。
特に前歯は顕著で、上の写真のように上下で触れ合うことがなく、大きな隙間が空いていました。
それが、歯列矯正を始めて2、3ヶ月後くらいから、全体が触れ合うように変化してきました。
一年経った今では、ほぼぴったりと噛み合っています。
主治医の先生いわく「まだ、山と谷の噛み合わせが甘い」とのことですが、歯列矯正前と比べたら比べ物にならないほどの変化を感じています。
③ 顔の輪郭がシャープになった
歯列矯正を一年続けて起きた変化3つ目は、顔の輪郭がシャープになりました。
上の写真は、左が歯列矯正前 、右が一年後の筆者の横顔です。
特に下あごのライン、いわゆるエラがはっきりとしたのが分かりますか?
歯列矯正によって、ズレていた下あごが、正しい位置に戻ってきたからだと思います。
日常で会う人や、YouTubeのコメントなどでも「輪郭が変わりましたね」とよく言われます。
④ 姿勢がよくなった
歯列矯正一年の変化4つ目は、姿勢がよくなったことです。
歯列矯正前の筆者の姿勢は、
・下あごが奥に引っ込む
・首が前に出る(ストレートネック)
・反り腰
・猫背
・巻き肩
など、かなり歪みがあったんですが、それが少しずつ解消されてきていると感じます。
人間の体は、すべての部位がお互いにバランスを取り、支え合っています。
なので、何やっても調子がよくならない…という方は、もしかしたら噛み合わせが悪くないでしょうか?
噛み合わせがよくないと、なぜ体調不良になるのかは、こちらに詳しく書きました↓
⑤ ぐっすり眠れるようになった
歯列矯正を一年続けて起きた変化5つ目は、ぐっすり眠れるようになったこと。
特に、目覚めた時に身体に力が入っている…ということが、本当に少なくなりました。
筆者は、歯列矯正以前は、猫背や反り腰がありました。
なので横になっても、常に肩や腰に力が入っているように感じていました。
歯列矯正によって、噛み合わせや姿勢が本来の状態に変化したことによって、猫背や反り腰も改善されてきていると感じます。
その結果ぐっすり眠れ、気持ちよく目覚められるように、睡眠の質が変化してきました。
⑥ 食生活の変化
歯列矯正を一年続けて、食生活の変化もありました。
どんな変化かというと、食事の量や回数が減ってきています。
理由は、
・噛むと痛いから
・食べた後の掃除が面倒だから
・噛み合わせが良くなって、少量でも満足できるようになった
などがあげられると思います。
特に大きいのは、噛み合わせの変化によるもの。
歯列矯正以前、筆者はけっこうな大食いでした。
だけど、噛み合わせがよくないので、ほとんど噛まずに飲み込んでいるような感じだったんですよね。
すると、消化吸収が十分にされません。
その結果、身体がもっと栄養が必要だと指令を出して、必要以上に食べていたんだと思うんです。
歯列矯正を始めてからは、歯が痛いこともあり、とても慎重に噛むようになりました。
また、噛み合わせがよくなってきたので、何度も噛んで、しっかり咀嚼できるようにもなったんですよね。
その結果、少量の食事でも満足感が得られるようになり、食事の量も減ってきたのだと思います。
なので、歯並びも体重もなんとかしたい…という方は、歯列矯正はもしかしたら一石二鳥の方法かもしれません。
詳しくはこちらに書きました↓
よい変化ばかりじゃない?
ここまで、歯列矯正を始めて一年間に、どんな変化が起きたのかをご紹介してきました。
筆者にとっては、どれもよろこばしい変化ばかりでした。
ですが歯列矯正をしたことで、噛み合わせがズレて体調を崩した…なんていう声も、たまに聞きませんか?
結論からいうと、歯列矯正でよい変化を感じるためには、信頼できる歯医者さんを選ぶことがとても重要だと筆者は考えています。
なぜなら筆者自身がかつて、間違った選択をしてしまい、体調を崩してしまったことがあるからです。
歯医者さん選びが重要なわけ
筆者は2001年ごろに、いわゆるセラミック矯正というものをして、前歯だけ歯並びを揃えました。
見た目はきれいに変化しましたが、噛み合わせがズレてしまい、その後長い間、体調不良に悩まされてしまいました。
その時のことは、こちらに詳しく書きました↓
当時の筆者は、噛み合わせや健康に関する知識や意識というものが、ほとんどありませんでした。
なので、歯医者さんから言われるままに、健康な歯を抜いたり削ったりしてしまったんです。
しかも、見た目の変化だけのために。
自分の身は、自分で守るしかありません。
これから歯列矯正をしたいと考えている方は、安いから、オシャレだからといった理由で決めてしまわず、信頼できる歯医者さんを選ぶことを強くおすすめします。
筆者が歯列矯正を一年間続けてみて、こういった歯医者さんなら安心だろうと思うことを、こちらにまとめたので参考になれば↓
すでに歯列矯正中ですという方は、こちらをどうぞ↓
歯列矯正一年の変化。1年間に起きたことを経験者が詳しく解説 まとめ
以上、歯列矯正一年の変化。1年間に起きたことを経験者が詳しく解説というテーマでお伝えしました。
ちなみに歯列矯正を始めた直後に、すでにこんな変化が起こっていました↓
顔はこんなふうに変わっていきました↓
歯列矯正中に食べやすいのは、こんな食べ物です↓
食べにくいものはこちら↓
歯列矯正の一年間の変化は動画にもしたので、ぜひご覧ください↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。