犬歯が上下で当たるのが気になるんだけど、それって大丈夫?
犬歯が当たるのを治したいけど、どうやって治したらいいの?
こんな悩みや疑問はありませんか?
この記事では、
犬歯を削ったらどうなった?
犬歯が当たるのをどう治したらいい?
もし削ってしまった場合、どうしたらいいの?
といったことを、
詳しく説明しています。
筆者のケンは、
2001年ごろに、右下の犬歯を削ってしまいました。
その結果、下あごの位置がずれてしまい、
その後約8年くらい不定愁訴、体調不良に悩まされた経験があります。
現在は歯列矯正で、
歯全体のバランスを整えるようアプローチしています。
2018年4月から開始し、約1年が経過。
治療は順調に進んでいます。
削ってしまった犬歯も、修復してもらいました。
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犬歯が当たるので削ったら下あごがズレてしまいました【要注意】
結論から言うと、
犬歯が当たるからといって、
安易に削ってしまうのは、おすすめしません。
なぜなら、
ぼく自身が、犬歯が当たるのを削ったことで、
長い間体調を崩して大変な思いをしたからです。
ぼくが当たっていたのは、
上の画像のように、
右下の犬歯です。
この犬歯の先端を削ってしまいました。
なぜ犬歯が当たるようになったかと言うと、
その上の歯3本を、差し歯にして歯並びをキレイにしたからです。
いわゆる部分矯正です。
その結果、
上の差し歯と下の犬歯とがぶつかるようになってしまいました。
その旨を担当してくれた先生に告げると、
「じゃあ下の犬歯を削りましょう」
と言って、
先端の尖った部分を削り落としました。
結果、上の歯とは当たらなくなりました。
よかった!
と思ったのも束の間・・・
その後、徐々に下あごの位置がずれていってしまったようで、
体調も崩れていきました。
不定愁訴は、約8年くらい続きました。
犬歯には重要な役割がある
犬歯が当たるからといって安易に削ってしまうと、
下あごが奥にズレていってしまう可能性があります。
なぜなら、
犬歯には、下あごの位置を安定させる大切な役割があるからです。
歯というのは、
上下で山と谷でぴったりと噛み合うようになっています。
犬歯は先端が尖っているので、
特に噛み合わせを安定させる、
ストッパーとしての役割があるようです。
犬歯の先端を削ってしまうと、
このストッパーの役割が失われてしまいます。
実際にぼくも、
犬歯が当たるため削ってしまったところ、
ストッパーが外れて、
下あごの位置が2、3ミリ奥にズレてしまいました。
そして、
下あごが奥にズレたために、
首の神経を圧迫したり、
身体の他の部分にも歪みが生まれたりして、
結果、体調不良に陥ってしまいました。
●参考記事
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/canine-scrape-eyecatch-160x90.jpg)
犬歯が当たる場合、どう治せばいいの?
では、
犬歯が当たってしまうのを治すにはどうしたらいいんでしょう?
結論から言うと、
歯列矯正がやはり根本的な解決方法かなと思います。
なぜなら、
犬歯が当たるのは、
その部分だけのことではなくて、
歯全体の影響によるものだと思うからです。
ぼくの犬歯が、
どうして当たるようになったかと言うと、
上の歯を差し歯にして歯並びを変えたからです。
犬歯と当たるようになった上の歯は、
当たる前は奥に引っ込んで生えていました。
その歯を前に出してしまったので、
下の犬歯と当たるようになったんです。
どうして、上の歯が奥に引っ込んでいたかと言うと、
歯全体が前に傾いて生えていたためです。
歯の並ぶスペースが足りず、
後から生えてくる歯が押し出されるように、
奥に飛び出ていたようです。
つまり、
歯並びや噛み合わせには、
必ずそうなっている理由があるわけです。
なので、
一部分だけ歯並びを変えると言うのは、
本当に気をつけたほうがよいと思うんです。
ちょっとめんどくさいかもしれないけど、
歯列矯正で、
歯全体のバランスを整えながら、
部分的な不具合を治していくのが理想的です。
その方が、
長い目で見て安全ですし、
賢い方法だと思っています。
●歯列矯正をする際に気をつけておくと良いポイントは、こちらにまとめました
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2019/01/dentist-1024x685-160x90.jpg)
削った犬歯は修復可能?
もしも、すでに犬歯を削ってしまっていたとしたら?
結論から言うと、
削った犬歯を継ぎ足すことは可能なようです。
上の写真のように、
実際にぼく自身も、
犬歯の削った部分を継ぎ足してもらいました。
本来の犬歯のように尖らせてしまうと、
また上の歯と当たったときに、
折れたり欠けたりする恐れがあるため、
ややなだらかな先端になっています。
ですが、
犬歯の持つ、
下あごの位置を固定する役割は十分果たせているようです。
ただしぼくの場合、
この犬歯の継ぎ足しは、
歯列矯正治療の一環として行ったものです。
他の歯はそのままで、
犬歯だけ継ぎ足せばそれで大丈夫なのかどうかは、
ケースによると思いますので、
詳しくは歯医者さんに相談してみてください。
●参考動画|犬歯を継ぎ足した時の様子
犬歯が当たるので削ったら下あごがズレてしまいました【要注意】まとめ
もう一度、記事の内容をまとめてみます。
・犬歯には下あごの位置を安定させる役割がある
・下あごがズレて体調不良に陥るケースもある
・歯列矯正で歯全体を治すのが理想
・削った犬歯は継ぎ足し可能(ケースバイケース)
以上、
犬歯が当たるので削ったら、下あごがズレて大変でしたというお話でした。
犬歯が当たるから、
削って手っ取り早く治そうとするのは、
本当に気をつけた方がいいです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
正しい歯並びと噛み合わせを手に入れて、
楽しく健康的な毎日を!