歯列矯正のブラケットって、どうやって付け替えるの?
付け替えの時は痛い?
そんな疑問にお答えします。
筆者のケンは、2018年4月にワイヤー矯正を始め、
2年3ヶ月後に、無事ブラケットオフしました。
装置を外した時の様子は、こちら↓
歯列矯正中に、
ブラケットを付け替えることは、よくあることです。
ブラケットが歯から取れてしまったり、欠けたりした時はもちろん、
歯が動いたことによって、ブラケットの位置を変える必要が出てきた時にも、
付け替えを行うみたいです。
実際にぼくも、歯列矯正期間中に、
5回か6回くらい、
ブラケットが外れて、付け替えをしました。
そこで今回は、
外れた矯正装置を付け直してもらった時の様子を、
写真と動画で、詳しく解説したいと思います。
歯列矯正中のブラケットの付け替え|体験して分かった意外な方法と手順
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/スクリーンショット-2018-10-17-12.19.02-e1539750634612.jpg)
ぼくが歯列矯正中、ブラケットを初めて付け替えたのは、
矯正を開始して半年くらい経った時のことでした。
ワイヤー交換時に、
セラミック製のブラケットの爪(カラーゴムを引っ掛ける部分)が、
上の写真のように、パキンと欠けてしまったんです。
※カラーゴムとは↓
その時の付け替えの方法と手順を、順番に解説していきます。
①ブラケットを歯から完全に外す
ブラケット付け替えの手順の1つ目は、
歯から完全に、ブラケットを取り外します。
今回の場合、
ブラケットが外れたのはごく一部で、
大半はまだ歯にくっついた状態でしたので、
まずは、歯に残ったブラケットを、きれいに取り外してもらいました。
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2021/03/d9fba22266823d87d8cb17fae733b1fb-1024x796.png)
実はぼくには、
歯列矯正前から、すごく疑問だったことがありました。
ブラケットはどうやって外すのか?
だって、不思議じゃないですか?
歯列矯正って、2年とか3年かかりますよね。
その間、毎日食べたり飲んだり、食いしばったりしてるのに、
ブラケットは、そう簡単には外れません。
それだけ頑丈にくっついてるブラケットを、
いったいどうやって、付け替えたり外したりするのか?
ここ数百年における、人類最大の謎が、
まもなく明かされようとしています…
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/スクリーンショット-2018-10-17-12.13.08.jpg)
その答えはこれでした。
ブラケットを外す、専用の道具があったのです。
特殊なペンチのような形をしていて、
ブラケットリムーバーと言うそうです。
クワガタみたいな形で、かっこいいです。
このクワガタで、ブラケットをパシンッと挟むと…
えええっ…もう外れた!!
ブラケットは、意外とあっけなく外れました。
ブラケットが外れる仕組み
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/c836df0998cc9e411330c44a227b249b_m-1024x768.jpg)
実はブラケットは、
てこの原理で外しているらしいんです。
歯とブラケットの間に、ペンチの先端を当てて挟むと、
簡単に外れてしまう、とのこと。
実際に、歯列矯正が終わった時は、
すべてのブラケットを、同じ道具で外したのですが、
ほんの数分で、あっという間に作業は終わりました。
その時の様子はこちら↓
ブラケットを外した際、痛みはほとんどありませんでした。
多少は痛いんだろうと予想していたので、
これはかなり意外でした。
②歯に残っている接着剤をキレイに落とす
ブラケット付け替え手順、2番目の行程は、
歯に残っている接着剤を落とし、表面をキレイにします。
古いブラケットが外れたとはいえ、
歯の表面に接着剤が残ってデコボコだと、
新しいブラケットがきちんとくっつかないからです。
歯を磨く専用の機械を使って、
残った接着剤を完全に落としてもらいました。
磨くこと数十秒、ツルツルになりました。
これで、付け替えの準備OK。
③新しいブラケットに付け替え
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/スクリーンショット-2018-10-17-12.16.07.jpg)
いよいよ新しいブラケットに付け替えます。
まずは、歯の表面に消毒液と接着剤を塗り、
新しいブラケットをピンセットでつまんで、そっと歯の上に。
ブラケットを付け替える際、
新しいブラケットをどこに置くかが、とても重要なんだそうです。
歯を正しく動かして、理想的な歯並びにするためには、
ブラケットが歯のちょうど真ん中に付けられている必要があるみたいです。
④付け替えたブラケットに、ワイヤーをセット
![](https://dent.kennakagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/スクリーンショット-2018-10-17-12.20.26.jpg)
接着剤が完全に乾いたら、ブラケットの付け替え完了。
その後、外していたワイヤーを、
新しく付け替えたブラケットにセットしていきます。
付け方は、いつもと同じでしたが、
付け替えたブラケットの周辺は、とても慎重に行なっている様子でした。
また外れちゃって、再度付け替え…
なんてことになったら、悲しいですもんね。
歯列矯正中のブラケットの付け替え|体験して分かった意外な方法と手順 まとめ
以上、歯列矯正中のブラケットの付け替え|体験して分かった意外な方法と手順というテーマで解説をしました。
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月に一度の調整日には、他にどんなことをするのか?詳しくこちらにまとめました↓
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リテーナーって、どうやって修理をするか知ってますか?
かなり大掛かりな作業だったので、反省の意味も込め、こちらに詳しく書きました↓
歯列矯正中のブラケットの付け替えの様子は、こちらの動画でもご覧いただけます↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。