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犬歯を削ると、どうなるの?
八重歯が尖ってて邪魔だから、削りたいんだけど…
そんな疑問にお答えします。
筆者のケンは、
2001年ごろに、糸切り歯(八重歯)を含む、上の前歯3本を、
抜いたり削ったりして歯並びをキレイに揃えました。
今でいうセラミック矯正のようなものです。
その結果、
上の歯と下の歯が当たってしまったので、
下の犬歯を削りました。
ですが…
犬歯を削ったことを、今はとても後悔しています…
その後長い間、体調不良でかなり大変だったからです…
現在は、その経験を反省点として、
歯を抜かない非抜歯矯正をしていまして、
順調に治療が進んでいます。
追記:2020年7月にブラケットオフ(装置とワイヤーを外す)しました。

2年間におよぶ、歯列矯正の様子は、
すべて動画に記録して、YouTubeにアップしているので、
興味があれば、ぜひのぞいてみてください。
【要注意】犬歯を削ると大変だよ!尖った犬歯を削った結果…【八重歯】
犬歯や八重歯が尖ってるから、削りたいな…
なんて思っていませんか?
結論から言うと、
なぜかというと、
ぼく自身が犬歯を削り、長期間の体調不良に陥って、
すごく大変な思いをしたからです…
犬歯は、上下とも前から3番目に生えていて、
先が尖った形状をしています。
犬の歯みたいだから、犬歯。糸切り歯とも言うそうです。
これはぼくの歯の写真。
画面右側の下の犬歯は、先が尖っています。
削っていない、そのままの犬歯です。
ところが反対側。
画面左側の犬歯は、
スパッと切ったように、頂上の尖った部分が削れています。
横から見ると、こんな感じ。
○で囲んだ部分、
犬歯の尖りが削れているのが、分かりますか?
犬歯を削ったことで、
噛み合わせや、あごの位置に影響がありました。
犬歯には、
あごの動きをガイドする、大切な役割があるらしいんですが、
それがなくなってしまったんです。
噛み合わせやあごのズレがあることは、
歯列矯正前に、顎関節の検査をしてもらった時に分かりました。
検査の様子は、くわしくこちらに書きました↓

犬歯を削ることになった理由
犬歯を削った理由は、結論から言うと、
でした。
ぼくは子どものころから、歯並びがとても悪く、
すごくコンプレックスでした。
そこで今から10年以上前、
上の八重歯を含む、前歯3本をブリッジにして、
歯並びをキレイにしました。
歯を抜いたり削ったりして、
3本つながった人工の歯をはめる、
今でいう、セラミック矯正のような方法です。

見た目の歯並びはキレイになったけど、
下の歯が、当たるようになってしまいました。
歯がぶつかるから、犬歯を削る
それを歯医者さんに伝えたら、
と、言いました。
そして、犬歯の尖った部分を削りました。
その時の様子は、
こちらにくわしく書きました↓

当たったら、そこを削る。
犬歯を削ることに、
当時のぼくは、何の疑問も感じませんでした。
犬歯のもつ大切な役割
犬歯は、
犬歯(けんし)は側切歯の遠心側に隣接する歯。上下顎それぞれに一対(計四本)ある。食物を捕らえ、切り裂くための歯である。
食べるために、とても大切な役割を持っています。
犬歯は他の歯に比べ性差が明らかで、男性のほうが女性よりも6%程度犬歯が大きく鋭くなっている。
男女差もあるようです。
犬歯は他の歯に比べ根が非常に深く頑丈な歯である。多くの歯を失った老人でも最後まで生えており、その寿命は一番長い。
犬歯の尖りを削ることは、
命を削ること、と言ってもいいかもしれません。
※「犬歯」2014年2月5日 (水) 20:39UTCの版 ウィキペディア日本語版より引用
犬歯を削ると “犬歯誘導” できません
また犬歯には、噛み合わせやあごの動きを正しくする、
とても重要な役目があります。
それが「犬歯誘導」と呼ばれるものです。
犬歯誘導とは、
犬歯の尖りを削るなどすると、
この犬歯誘導がうまく機能しなくなる場合があります。
すると、
下あごの位置が定まらず、身体的・神経的な負担がかかり、
体調不良の原因になるのではと、考えられています。

ぼくも犬歯を削ったことで、
その「犬歯誘導」ができなくなったようでした。
その結果、
噛み合わせやあごの位置がどんどんズレてしまったみたいで、
口や顔が歪んだり、約10年間、体調不良で大変でした。
歯列矯正によって、口の歪みをどう改善していったかは、
こちらに詳しくまとめました↓

それでも犬歯を削りますか?
犬歯を削った後、
最終的には、仕事もできなくなってしまいました…
その後10年間くらい、すごく大変な日々を過ごしました。
その時の詳細と、改善の方法は、
こちらにまとめました↓

まさか、犬歯を削ったことが、
ここまで大きな影響があるとは、思ってもいませんでした。
長かったなあ…
今でもふと思います。
あの時、この犬歯の尖りを、
わずか2、3分で削ってくれた歯医者の先生は、
何を思いながら、ぼくの犬歯を削っていたのだろうと…
別に、恨んでいるわけではないんです。
だけど、
犬歯を削るのにかかったあの2、3分と、
ぼくが、地の底を這うように生きた10年間のギャップに、
とても不思議な気持ちになるのです。
ぼくが犬歯を削ったのは、
見た目をよくしようとしたのが、きっかけでした。
あのツラい思いは、
誰にもして欲しくありません。
それでも、犬歯を削りたいですか?
安く、素早く歯並びを直したい!
と思っている人は、ぜひ一度、こちらの記事を読んでみてください↓


犬歯を削ると、もう修復は不可能?
もうすでに、犬歯を削っちゃったよ…
という人もいることと思います。
結論を言うと、
実際にぼくは、
犬歯の削った部分を、継ぎ足してもらいました。
その時の様子は、こちらをご覧ください。
犬歯の継ぎ足しは、
どの歯医者さんでもできる、というわけではないようです。
また、どんな歯医者さんに行くかは、健康や体調に大きく影響します。
下の記事は、
歯列矯正をする際の、歯医者さんの選び方について書いたものですが、
虫歯治療などの際にも、参考になると思います。
よかったら、ぜひ読んでみてください。


犬歯を削ると大変だよ!尖った犬歯を削った結果… まとめ
以上、
【要注意】犬歯を削ると大変だよ!尖った犬歯を削った結果…【八重歯】
というテーマで解説をしました。
犬歯を削らない方がいい理由は、
YouTubeにも動画をアップしています↓
横顔がコンプレックス…という人は、こちらが参考になれば。

参考になればうれしいです。