歯列矯正なんかやらなきゃよかった…という記事をたまに目にするけど、ほんと?
後悔しないために、どんなことを気をつければいいの?
そんな不安や疑問にお答えしましょう。
筆者は2018年に歯列矯正を始め、4年後にすべての矯正治療が終了しました。
40代半ばから始めたので、いわゆる大人の歯列矯正というやつです。
ですがかつては、健康な歯を抜いたり削ったりする、いわゆるクイック矯正をしてしまい、あんなことやらなきゃよかった…とものすごく後悔したことがあるんです。
そこで今回は、やらなきゃよかった…大人の歯列矯正経験者の5つの後悔と題して、筆者の苦い経験をご紹介したいと思います。
これから歯列矯正を検討している方のお役に立てばうれしいです。
やらなきゃよかった…大人の歯列矯正経験者の5つの後悔
筆者が過去に「やらなきゃよかった…」と大後悔したのは、セラミック矯正やクイック矯正と呼ばれている方法です。
簡単にいうと、健康な歯を抜いて人工の歯をはめて、前歯3本だけをキレイにしたんです。
見た目はあっという間にキレイになりました。
費用も、ワイヤーで行う歯列矯正の5分の1くらいで済みました。
ですが、一部分だけ歯並びを変えてしまったことで噛み合わせがずれてしまい、みうみるうちに体調を崩してしまったんです。
体調不良は、その後約10年間続きました…。
あんなことやらなきゃよかったという後悔は、大きく5つありました。
その反省点をもとに、再び行った歯列矯正は、無事4年間で満足いく形で終わることができました。
どんなことに後悔し、どのように気をつけたのか?
順番にご紹介したいと思います。
①クイック矯正をしてしまった→ワイヤー矯正をする
やらなきゃよかった…という後悔の1つ目は、クイック矯正をしてしまったことです。
なので再び歯列矯正を行う際は、ワイヤー矯正で治療することにしました。
かつての後悔は、ワイヤー矯正にかかる時間やお金を惜しんだ結果だったと思います。
早いとか安いということよりも、本当に必要なのはどんな治療なのか?を大切にしました。
技術が進んでさまざまな歯列矯正の方法が誕生しているけど、ワイヤー矯正がもっとも細かく的確に歯を動かせる
と、その後筆者の矯正を担当してくれた先生は言っていました。
結果、2年3ヶ月でワイヤーを外し(ブラケットオフ)、トータル4年間で全ての治療が完了しました。
②健康な歯を抜いてしまった→歯は抜かない(非抜歯矯正)
やらなきゃよかった…という後悔の2つ目は、健康な歯を安易に抜いたり削ったりしたことです。
なので再び大人の歯列矯正を行う際は、歯は抜かず、非抜歯矯正を選択しました。
以前は見た目の歯並びのキレイさを優先して、本来抜く必要のない歯を、何も気にせず抜いてしまったんですよね。
最近では、歯列矯正=歯を抜くというのが、当たり前のようにセットになってしまっていると感じます。
でも本当に、健康な歯を抜かないと、歯列矯正はできないのでしょうか?
確かに抜歯をして隙間を作れば、その分歯も動かしやすいそうです。
もちろん、そうした治療方法は絶対に良くないとはいいません。
筆者も、治療に際してどうしても歯を抜く必要があり、納得をすれば抜くと思います。
ですが、筆者はかつて安易に歯を抜いてしまいとても後悔しているので、次に歯列矯正をする際には、できる限り健康な歯を抜かずに治療をしたいと考えました。
そして予定通り約4年で、歯を抜かずに歯列矯正は完了しました。
歯列矯正したいけど歯を抜かなくちゃいけないのかな?と疑問に感じている方は、ぜひ筆者の体験を参考にしていただければうれしいです。
歯を抜きたくなかった理由は、こちらに詳しく書きました↓
③早さを優先してしまった→時間や手間を惜しまない
やらなきゃよかった…という後悔の3つ目は、早さを優先してしまったこと。
なので改めて歯列矯正を行う場合は、時間や手間を惜しまないようにしました。
また以前は、2年も3年もワイヤーをつけるのはカッコ悪い…という気持ちがあったんですよね。
それが、手っ取り早く歯並びをキレイにしたいという考えにつながったように思います。
歯並びが悪いところを抜いたり削ったりして、キレイな人工の歯をはめれば、確かにあっという間に見た目の歯並びはよくなります。
ですが、その代償はあまりにも大きかった。
歯列矯正にかける時間を惜しんだばっかりに、その何十倍もの年月を、回復ややり直しに要してしまったんです。
同じ時間をかけるなら、自分が納得したことに費やした方がいいですよね。
④歯科医院をなんとなく選んでしまった→信頼できる歯医者さんを選ぶ
やらなきゃよかった…という後悔の4つ目は、なんとなくで歯科医院を選んでしまったことです。
なので再び大人の歯列矯正を行う際は、信頼できる歯医者さんを選ぶことを重視しました。
筆者にとって信頼できる歯医者さんとは、見た目の歯並びや安さや早さではなく、噛み合わせを第一に考えて治療をしている歯科医や歯科医院のことです。
初めにしっかりと歯や顎の動き、骨格のデータをとって治療計画を立てておかないと、治療の失敗、後戻りの原因にもなります
銀座みゆき通りデンタルクリニック
というように、歯列矯正の結果は、治療を始める前の治療計画に左右されると言われています。
自分と価値観や考え方の合う歯医者さんで歯列矯正を行うことは本当に重要だと、筆者は身をもって痛感しています。
筆者が考える「歯医者さんの見極め方」は、こちらにまとめました↓
⑤自分のことしか考えてなかった→歯列矯正の体験をシェアする
やらなきゃよかった…という後悔の5つ目は、自分のことしか考えてなかったこと。
そこで今回、ワイヤーで歯列矯正を行う際には、歯列矯正の体験をできるだけ多くの人にシェアしようと思ったんです。
以前、クイック矯正で手っ取り早く歯並びをキレイにしようとした時は、正直、自分だけがキレイになればいいという気持ちしかなかったんですよね。
その結果大変な思いをして、しかも多くの人に迷惑をかけてしまいました。
なので次に歯列矯正をする時には、逆に人の役に立てないかな?と思ったのです。
このブログもその一環です。
また、ワイヤー矯正の治療の様子をすべて記録に残し、YouTubeでの動画投稿も行いました↓
すでに「やらなきゃよかった…」と感じている
ここまで、歯列矯正なんてやらなきゃよかった…と後悔しないために、その後のワイヤー矯正時に筆者が気をつけたことをご紹介しました。
だけどもうすでに歯列矯正を始めていて、治療が終わらないし、不信感すら感じ「やらなきゃよかった…」と後悔している人もいるかもしれません。
そういった場合は、遠慮せずに他の歯科医院に相談してみるのも解決策の一つだと思います。
実際に転院するかどうかは別として、いろいろな意見や考えに触れることで、必ずヒントは見つかるはずだと思うからです。
その際には、雰囲気やイメージだけで選ぶのはやめた方がいいと思います。
まずは情報収集をして、その歯医者さんがどういった考えのもとで治療をしているのか?自分の想いや価値観と合っているかを感じることが大切だと思います。
焦っておいしい話に飛びつくと、また「やらなきゃよかった…」と後悔しかねません。
急がず、自分自身と向き合う時間だと思って、落ち着いて、一歩一歩進んでいくことが1番の近道だと感じています。
歯を抜いたり削ったりして体調を崩した10年間は、本当に長く苦しい時間でした。
一人でも多くの人が「やらなきゃよかった…」と後悔しないために、筆者の経験が少しでも役に立てばうれしいです。
矯正治療中の他院への相談については、筆者の考えをこちらに詳しく書いたので、よかったら参考にしてみてください↓
やらなきゃよかった…大人の歯列矯正経験者の5つの後悔 まとめ
以上、やらなきゃよかった…大人の歯列矯正経験者の5つの後悔というテーマでお伝えしました。
クイック矯正をして大後悔した時のことは、こちらに詳しく書きました↓
筆者は大人の歯列矯正にもかかわらず、約2年でワイヤーを外すことができました。
気をつけていたことを、こちらにまとめました↓
大人の歯列矯正は失敗しやすいと言われていますが、本当なのでしょうか?
筆者の体験をこちらに詳しく書きました↓
筆者の4年に渡る歯列矯正(ワイヤー矯正)の全容は、こちらに詳しくまとめています↓
装置を歯につけるのはカッコ悪い…と、歯列矯正を躊躇している方は、ぜひこちらが参考になれば↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。