歯列矯正のブラケットオフって、どんな流れで行うの?
ブラケットオフの所要時間は、どのくらいかかる?
そんな悩みにお答えします。
筆者は、2018年4月に歯列矯正を開始。
2年3ヶ月後の2020年7月に、ブラケットオフ(装置とワイヤーをはずす)しました。
初めて装置をつけた時の様子は、こちら↓
歯列矯正を始めたら、必ず全員がフラケットオフを経験するわけですけど、どのくらい時間がかかるのか、どんな流れなのか、ちょっと気になりませんか?
そこで今回は、ブラケットオフの所要時間。当日の流れと内容を経験者が詳しく解説と題して、筆者の場合はどうだったのか、詳しくシェアできたらと思います。
ブラケットオフの所要時間。当日の流れと内容を経験者が詳しく解説
ブラケットオフの所要時間はどのくらいだったのか?
結論から言うと、実質約2時間くらい。
途中の待ち時間などを含めて3時間以内ですべて完了という感じでした。
なので、普段の調整日より少し長めかな?といったところでしょうか。
そしてブラケットオフの流れは、こんな感じで進みました。
①主治医の問診
②ブラケットオフ
③歯に残った接着剤を落とす
④歯のクリーニング
⑤記録撮影
⑥リテーナーの取り扱いの説明
⑦リテーナー取り外しの練習
とても意外だったのは、ブラケットオフそのもの、つまり装置を歯から外す処置自体は、わずか10分くらいで終わったこと。
思っていたより、あっけなかったんです…笑
それぞれ流れでどのようなことをして、時間はどのくらいかかったのか、詳しく解説。
①主治医の問診
ブラケットオフ当日の流れ、まずはじめは主治医の問診から。
筆者の歯列矯正を最初から診てくれていた、銀座みゆき通りデンタルクリニックの古田博久先生です。
前回の最後の調整日から、何か変わったところはないか、いろいろ確認をしてくれました。
ブラケットを外す前の「最終チェック」という感じですね。
前回から変わったところもなかったので「予定通り、今日ブラケットオフしましょう」と、なりました。
所要時間:約10分
②ブラケットオフ
先生の確認が終わった後は、早速ブラケットを外すとのこと。
えっ、流れも何も、いきなり外しちゃうんだ!と思いました。
2年3ヶ月の思い出が、走馬灯のようにグルグル頭の中を駆け巡ります
↑ちょっと大げさ?
でも、ホント冗談ではなく、2年3ヶ月間ずっと身につけてきたものなので、寂しいなあ…もったいないなあ…という気持ちが、ふつふつと湧き上がりましたよ。
ちなみに初めてワイヤーをつけた時は、こんな感じでした↓
ではいよいよ装置を外すわけなので、いつものように「ワイヤーを外しましょう」と言われると思ってたのですが…
なんと、ワイヤーはつけたままブラケットオフするとのことでした。
これはかなり意外でした。
理由は、ワイヤーをつけたままの方が、バラバラにならずに外しやすいからとのこと。
確かにワイヤーにつながっていた方が、あちこち飛び散らないでしょうからね。
長年、生きてきていますが、まだまだ知らないこといっぱいあるなあ…。
ブラケットオフは、下の歯から行いました。
奥歯から反対の奥歯まで、順番にブラケットが外されていきます。
下が終わったら、今度は上の歯についたブラケットを、という流れ。
ブラケットは、ペンチのようなものではさんで、テコの原理で外していくんだそうです。
ですが、とても強力な接着剤でくっついているので、なかなか外れない時もあるんですよね。
うまく外れる時は、パキッと気持ちいい感覚があるんですが、きれいに外れず少し時間がかかる歯もありました。
ですが、予想していたよりも全然痛くなかったんですよね。
事前に、先生からも歯科衛生士さんからも「痛いですよ〜」と言われていたので、かなり覚悟をして臨んだのですが…そこまで心配する必要はありませんでした。
むしろ痛いと言うよりは、歯がメリメリっと潰れちゃうような感じがして、怖いという方が大きかったです。
ちなみにこちらが、歯から外したブラケットとワイヤーです。
これは下の歯に、ついてたもの。
歯に装着していた時は、ゴツいなあ…と感じていたんですが、こうして外した状態で見ると、けっこう華奢に思えます。
この小さな金属で、歯を動かしてたんだなあ…と、感慨深い気持ちになりました。
所要時間:約10分
③歯に残った接着剤を落とす
ブラケットオフ当日の流れ、その次は、歯に残っている接着剤を落としてもらいました。
回転するブラシの機械などを使って、1本1本時間をかけてきれいにしていきます。
この作業は、機械から水を噴射させながら行うので、かなり水が飛び散るとのこと。
なので、上の画像のように、口元だけ出して、顔をタオルで隠してくれました。
弁慶みたいで、かっこよくないですか?笑
これも、ほとんど痛みはありませんでした。
意外だったのが、ブラケットを外す作業よりも、この接着剤をキレイに落とすことの方が、時間をかなり費やしたこと。
それだけ強力な接着剤で、ついていたということかもしれません。
所要時間:約30分
④歯のクリーニング
ブラケットオフの流れ、接着剤を落とした後は、回転ブラシやデンタルフロス、水が出る機械(エアスケーラー)で、歯をさらにキレイに磨いてもらいました。
クリーニングは、毎月の調整日にも毎回してもらっていたんですが、今日はその時とはちょっと様子が違いました。
なぜなら、筆者の歯にはもうブラケットが付いていない!
歯の表面全部がツルツルに磨かれていく感覚は、とても久しぶりに味わった感触でした。
思わず何度も、前歯を舌で触ってみたんですけど、スベスベ!
このなめらかさは、家で歯を磨く時、今でも毎回感じますね。
ああ、装置が取れたんだなあ…と、深く実感する瞬間です。
所要時間:約10分
⑤リテーナーの取り扱いの説明
ブラケットオフ当日の流れ、歯のメンテナンスの後は、いよいよリテーナーが登場。
上の画像、左が上の歯用、右が下の歯用のリテーナーです。
上下でそれぞれ、形が違うんですね。
リテーナーというのは保定装置とも言って、歯が後戻りしないように固定する入れ歯のような形の装具です。
ブラケットオフをした直後から、お世話になるものです。
・リテーナーの構造や仕組み
・付け方と外し方
・リテーナーの洗浄や保管の仕方
などの説明を、とても丁寧にしてもらいました。
1年間は、1日中24時間ずっとつけ続け、歯磨きの時だけはずしてもいいとのこと。
1年経ったら日中は外して、夜寝ている間だけでいいそうです。
そのあたりのことは、別の記事に詳しくまとめたので、こちらをお読みください↓
2年くらい経てば、歯や骨がしっかりと固まってくるので、それまではリテーナーで支え続ける必要があるのだそうです。
所要時間:約30分
⑥リテーナー取り外しの練習
リテーナーの説明を受けた後は、自分でもつけ外しの練習をしました。
一番感じたのは、歯の内側になんかいっぱい来た…ということ笑
これまでは、歯の表面に装置やワイヤーがついていましたが、今度は舌が触れる部分にオレンジのプラスチックがあるわけです。
裏側矯正ってこんな感じなのかなあ…とも思いました。
これは慣れるまで少し時間がかかるかも、と思いましたが…数分後には、もう慣れました(笑)
順応性は、けっこうあるみたいです。
所要時間:約5分
⑦記録撮影
ブラケットオフ当日の流れ、最後は記録のための写真を撮りました。
記録写真は、矯正期間中、調整日の最後に毎回かならず撮っていました。
こうして記録を残しておくことで、治療の経過が目で見て確認できるし、後で比較をしたり分析できるからなんだそうです。
器具を使って口を大きく広げられるのは、最初のころは本当に恥ずかしかったんですが、2年以上撮り続けてきたので、さすがにもう慣れました笑
ちなみにこれが、ブラケットオフ直後に撮った写真です。
もう、ブラケットやワイヤーはついていません。
装置が外れてピカピカになった歯と、リテーナーをつけた状態など、計6枚ほど撮りました。
所要時間:約5分
ブラケットオフのタイミング
ここまで、ブラケットオフの所要時間と当日の流れをご紹介してきました。
ちなみに今回のブラケットオフは「前回の調整日から、なるべくひと月以上空かないよう来てください」と言われていました。
なぜならリテーナーは、前の調整日に型取りをして作っているんですよね。
なので間が空いてしまうと、歯がさらに動いてしまい、せっかく作ったリテーナーが合わなくなる場合もあるからなのだそうです。
筆者は、
リテーナーの型取り:6月10日
ブラケットオフ:7月1日
というスケジュールだったので、ちょうど3週間後に行ったことになります。
なのでリテーナーも、ぴったりフィットしたものを受け取ることができました。
ブラケットオフの所要時間。当日の流れと内容を経験者が詳しく解説 まとめ
以上、ブラケットオフの所要時間。当日の流れと内容を経験者が詳しく解説というテーマで、解説をしました。
ブラケットオフ時の率直な感想は、こちらに詳しく書いたので、ぜひ読んでみてください↓
ブラケットオフと同時に、次は保定期間が始まるのですが、一体なんの意味があるのと思いませんか?
そんな方は、こちらが参考になれば↓
ブラケットオフ後は顔は変わる? 気になる方は、こちらをどうぞ↓
ブラケットオフ当日の流れは、こちらの動画でもご覧いただけます↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。