クイック矯正をしたら、かえって噛み合わせが悪くなってしまった・・
噛み合わせが悪くなったっていう話をたまに聞くから、歯列矯正するの怖い・・
そんな悩みはありませんか?
この記事では、
クイック矯正で噛み合わせが悪化してしまった体験談
その原因は?
解決法は?
といったことについて詳しく解説いたします。
この記事を書いているケンは、
2001年ごろに前歯3本だけを抜いたり削ったりして、
キレイに揃えたことがあります。
いわゆるクイック矯正というやつです。
ところがその結果、
噛み合わせがズレてしまったようで、
その後約8年間、
体調不良で大変な思いをしました。
その経験をもとに、
現在はワイヤー矯正で歯並びや噛み合わせを改善中。
とても順調に矯正治療が進んでいます。
このブログ以外にも、
YouTubeやTwitter、Instagramなどでも、
歯列矯正や心身の健康に関する情報を発信をしています。
役に立ちそうでしたら、ぜひフォローをお願いします。
[smbtoolbar]
クイック矯正で噛み合わせが悪化してしまいました【歯列矯正体験談】
結論からいうと、
クイック矯正で噛み合わせが悪化してしまうことは、
大いにあり得ると思います。
ぼく自身が、
クイック矯正をしたことで、
大変なことになった経験があるからです。
具体的に、
どのように噛み合わせが悪化していったかを、
ご説明します。
クイック矯正で噛み合わせがズレた・・・「歯並びはキレイになったけど」
ぼくは子供のころから歯並びがとても悪く、
とてもコンプレックスでした。
30歳くらいの頃に、
歯並びを良くしようと思いましたが、
歯列矯正で全ての歯を動かすには、
費用と時間がかかるので、
気になる部分だけを手っ取り早く揃えてしまいました。
歯並びの悪いところ3本だけを、
抜いたり削ったりして、
キレイにしてもらいました。
今でいう、
クイック矯正やセラミック矯正と呼ばれる方法です。
● 参考記事

結果、見た目はキレイになりました!
ですが、
一部分だけ歯並びが変わってしまったことで、
どうやら噛み合わせがおかしくなっていってしまったようでした。
● 参考記事


クイック矯正で、噛み合わせが悪化した結果
クイック矯正をしたことで、
噛み合わせが悪化してしまい、
その結果どうなったかというと、
① 下あごが奥に下がる
② 全身の姿勢が歪む
③ 約8年間の体調不良
といったことが、
連鎖的に起きていきました。
順番に説明いたします。
クイック矯正で噛み合わせがズレた結果① 下あごが奥に下がる
クイック矯正で、
歯並びを部分的に変えてしまったことで、
どうやら下あごの位置が、
本来の位置よりも2,3mm奥に入ってしまったようでした。
理由は、
クイック矯正で治した部分が、
あごの位置をキープする役割を果たしていたのですが、
その機能がなくなってしまったからのようです。
具体的には、
クイック矯正をしたことで、
歯並びを直した部分が、
下の犬歯とぶつかるようになってしまいました。
犬歯の先端を削り、
ぶつからないようにはなりました。
ですが、
犬歯が本来持っている、
あごの位置を固定する機能が失われてしまい、
下あごがズルズルと奥に下がっていってしまったようです。
● 参考記事


クイック矯正で噛み合わせがズレた結果② 全身の姿勢が歪む
下あごが奥にズレると、
のど元、首元が圧迫されます。
その圧迫をできるだけ避けようと、
無意識に首を前に出すようにもなりました。
顔を「ヌッ」っと前に突き出したような格好、
いわゆるストレートネックの姿勢です。
重い頭が前に出てくると、そのままだと倒れちゃいますから、
背中を丸めたり、腰を反らせたりして、
全身でなんとかバランスを取ろうとします。
こうして、
顎の位置がずれたことで、
全身の姿勢にも歪みが生じてきたのだと思います。
● あごの位置のズレが姿勢の歪みを生む理由

クイック矯正で噛み合わせがズレた結果③ 体調不良
首が前に出てきたり、背中が丸まったりすると、
背骨の中を通る神経も圧迫されてしまいます。
背骨にはたくさんの神経が集まっているので、
いろいろな不調や痛みなどに直結しがちです。
私の場合は、
精神的な面に出て、うつ症状になりました。
部分矯正後から、
だんだんと身体のだるさや、気分の重さを感じていって、
最終的には仕事に行けなくなってしまいました。
2年ほど実家で休養し、その後社会復帰したものの、
計約8年間、
自分が自分じゃないような感覚で生きることになってしまいました。
ほんと大変だったんですよ・・!
今だからこうして話せますけど。
● 参考記事


クイック矯正で、噛み合わせが悪化してしまったら
すでに、
クイック矯正や歯列矯正で、
噛み合わせがズレてしまいました・・
そんな場合はどうしたらいいんでしょうか?
結論から言うと、
信頼できる歯医者さんに診断をしてもらう
ことに尽きると思います。
歯列矯正や歯の治療は、
自分だけでなんとかできるものでなないからです。
現にぼくは、
体調不良の改善のために、瞑想やヨガを始めたり、
さまざまな方法を試しましたが、
最終的にその原因が、
噛み合わせや下あごの位置のズレだと気づくまでに、
7、8年の歳月が必要でした。
● 参考記事


どういった歯医者さんや治療方法が良いのかは、
人それぞれの価値観や考え方があるので、
一概には言えないと思います。
なので、
いくつかのタイプの違う歯科医院で、
話を聞いてもらったり、
説明を聞いたりするとよいと思います。
信頼できる歯医者さん選びに関しては、下記の記事に詳しくまとめました。
● 参考記事

ちなみにぼくは、
健康な歯を抜かない非抜歯矯正という方法で、
現在歯列矯正をしています。
クイック矯正で悪化してしまった噛み合わせも、
徐々に改善し、
歯全体で噛めるようになってきました。
それに伴い、
下あごの位置や姿勢の歪みも改善され、
今、体調はとても良いです。
● 参考記事


クイック矯正よりマウスピース矯正の方が、噛み合わせにはいい?
マウスピース矯正は、
クイック矯正じゃないから大丈夫でしょ。
と思われるかもしれません。
確かにマウスピース矯正は、
適した人にとっては、
とても良い歯列矯正の方法だと思います。
ですが、
ワイヤー矯正と比較すると、
噛み合わせの調整が、
いく分しにくいんじゃないかなと思っています。
なぜなら、
あごの位置を考慮したり、
歯の高さの調整が、
完全にはしきれないように思えるからです。
具体的にどういうことかというと、
ぼくは自身、歯列矯正前の検査として、
マウスピース矯正用のデジタルスキャンをしてもらいました。
スキャナーで歯の3Dデータを取り、
それをコンピューターが、
自動的に理想的な歯並びにシミュレーションしてくれました。
● 参考記事


マウスピース矯正は、
歯列矯正のハードルを低くする、すごい方法だな!
と思いましたが、
・最初に全てのマウスピースが作られるので、途中のアクシデントに対応できない
・あごの動きや位置などが完全には考慮されていない
・歯を前後左右には動かせるが、上下、特に上に引き上げることができない
といった点があるようにも感じました。
マウスピース矯正は、
費用や期間、メンテナンスといった点で、
患者の負担が減るという、
大きな利点があるのと同時に、
噛み合わせという面では、
細かな調整がしにくいのではないかな?
と感じたのです。
もちろんこれは、
ぼく個人の見解であり推測です。
ぼくはマウスピース矯正をしたことがないですし、
専門家でもありません。
マウスピース矯正で、
適切に噛み合わせを改善できる場合もあると思いますので、
詳しくは歯医者さんにぜひ相談してみてください。
● 参考記事

クイック矯正で噛み合わせが悪化してしまいました【歯列矯正体験談】まとめ
もう一度、記事の内容をまとめてみます。
クイック矯正で噛み合わせが悪化してしまいました【歯列矯正体験談】
歯並びは綺麗になったけど・・
噛み合わせがズレてしまった
噛み合わせが悪化した結果どうなったか?
① 下あごが奥に下がる
② 全身の姿勢が歪む
③ 体調不良
クイック矯正や歯列矯正で、噛み合わせが悪化してしまったら
・信頼できる歯医者さんに診断してもらう
マウスピース矯正は噛み合わせの調整がしづらい?
・顎の位置や歯の高さなど、細かな調整がしきれないのでは
以上、
クイック矯正で噛み合わせが悪化してしまいました【歯列矯正体験談】
というテーマで解説をしました。


