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セラミック矯正って、短期間で歯並びよくなるみたいだけど、デメリットはないの?
セラミック矯正はやめた方がいい、っていう人もいるけど、なんで?
そんな疑問にお答えします。
筆者のケンは、今から10年以上前に、
セラミック矯正で歯を部分的にキレイにした
ことがあります。
その結果、噛み合わせや顎の位置がズレてしまい、
体調不良に陥って、大変な思いをしました。
現在はもう一度、歯列矯正をしています。
上下とも表側のワイヤー矯正で、
健康な歯を抜かない、非抜歯矯正です。
矯正の経過は順調で、
改めて、自分の歯の大切さをしみじみ感じています。
▶︎追記
2年3ヶ月後の2020年7月、ブラケットオフ(装置を外す)しました
そうした経験から、今回は、
セラミック矯正のデメリットと危険性について、
体験談をもとに、詳しく解説いたします。
目次
セラミック矯正のデメリット
ぼくが実体験した、
セラミック矯正のデメリットは、以下の3つです。
② 下あごがズレる可能性
③ 首の神経を圧迫することもある
ぼく自身は、この3つがすべて重なってしまい、
その後約8年間、体調不良で大変な思いをしました。
それぞれ、詳しくお話ししていきます。
デメリット① 噛み合わせがズレる危険性
ぼく2001年ごろ、
前歯3本(上の写真で指差している部分)を、
きれいに揃えました。
当時はセラミック矯正という言葉はまだ一般的でなく、
単に、ブリッジとか差し歯と呼んでいました。
子供の頃から歯並びが悪く、コンプレックスだったので、
手軽に歯並びがキレイになるこの方法は、
とても魅力的に感じました。
上の画像のように、
3本中の真ん中の歯を抜き、両端の歯は細く削り、
ご覧のような、
3本つながったセラミックの歯を、はめ込みました。
その結果…
セラミックにした部分は、とてもキレイになったんですが、
下の歯と、ぶつかってしまいました。
一部分だけ、歯並びを変えたため、
きちんと噛み合わなくなってしまったようなんです。
しっかりと歯が噛み合っていないと、
知らず知らずのうちに、心身にストレスをかけてしまいます。
そうした負担が積み重なると、
体調不良やうつにも、つながる恐れがあります。
デメリット② 下あごがズレる可能性
歯が上下でぶつかるようになった後、
どうしたかというと、下の歯のぶつかる部分を削りました。
その結果…
今度は、下あごの位置がズレて、
奥に数ミリ、下がってしまいました。
削った歯は、犬歯でした。
犬歯には、
下あごの位置を固定する役目があるらしいのですが、
その機能がなくなってしまったようなのです。
詳しくはこちらにまとめました↓
下あごの歪みは、
顎関節の変形などにも、つながります。
当然、
顔の輪郭などにも、大きく影響します。
デメリット③ 首の神経を圧迫することもある
前歯3本をセラミックの差し歯にした直後から、
だんだんと身体のだるさや、
気分の落ち込みなどが起きてきました。
どうやら、下あごがズレたことで、
ストレートネックになったことが、原因のようでした。
ストレートネックが、脳に与える影響については、
これらの文献に、詳しく書かれています↓
下顎の後退に伴って気道が狭窄し,気道容積を確保するために無意識に首を前傾させてストレートネックになり,さらにそれが頭頸部の筋の過緊張につながっていく
包括歯科臨床II 顎口腔機能の診断と回復 より引用
「うつ病」や「パニック障害」は、頭の重さを、首の骨がバランスよく対応できない事で、脳への血流低下や脳が常時緊張している状態からの、精神病態と考えられます。
横浜山手デンタルクリニックHPより引用
そのうち、仕事に行くこともできなくなってしまい、
最終的には、会社も辞めました。
その時のことは、こちらに詳しく書きました↓
その後約10年間、体調不良は続きましたが、
ヨガや瞑想を行うなど、ライフスタイルを変えることで、
ようやく抜け出すことができました。
本当に、長かった…
それでも、セラミック矯正したいですか?
セラミック矯正は、短期間でキレイになるので、
とても魅力的に感じるかもしれません。
それはすごく良くわかります。
ぼくが、セラミックの差し歯にした時、
期間は、約3週間くらいでした。
費用は、
1本7万円×3本=21万円。
ワイヤーを使った歯列矯正は、
時間も費用もかかるなあ、と思っていたので、
「それはいい!」
と、安易に、やると決めてしまいました。
ですが、やはり、
ぼくが体調不良の回復に費やしたのは、
およそ8年。
その間、治療費も莫大にかかっていますし、
収入も途切れてしまいました。
セラミック矯正で、
時間とお金を節約したつもりが、
その何倍も奪われる結果になってしまったわけです。
セラミック矯正以外の方法
では、
セラミック矯正以外でおすすめの方法は?
というと、
やはり、ワイヤーを用いた歯列矯正がおすすめです。
歯並びと噛み合わせのことを考えると、
より安全で、確実な方法だからです。
特に、
健康な歯をできるだけ抜きたくない、という人には、
非抜歯矯正(歯を抜かずに矯正する方法)をおすすめします。
ぼくは、
もう2度と健康な歯を抜きたくなかったので、
非抜歯矯正で、歯列矯正を行なっています。
追記:
順調に治療が進み、約2年3ヶ月で装置を外すことができました
もう少し手軽に行いたいのであれば、
マウスピース矯正(インビザラインなど)も選択肢として良いと思います。
ですが、
ワイヤー矯正よりも、
歯を動かせる自由度が少ないようです。
なので、
正確性や確実性という点では、
おすすめしにくいかな、とぼくは感じています。
そして、
何より一番おすすめなのは、
信頼できる歯医者さんに相談すること
です。
一人で考えていても答えは出ませんし、
どのような矯正方法が適しているのかは、
人によって全く異なるからです。
歯医者さんの選び方については、
こちらに詳しく書いたので、ぜひ参考にしてみてください。
【危険】セラミック矯正のデメリット|やめた方がいい3つの理由 まとめ
以上、
【危険】セラミック矯正のデメリット|やめた方がいい3つの理由
というテーマで解説をしました。
▼YouTubeでも見られます
参考になればうれしいです。