歯列矯正したら歯茎が下がった…3つの原因と対処法【体験談】

歯列矯正のリスク
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2018年4月より歯列矯正|上下とも表側のワイヤー矯正|歯を抜かない非抜歯矯正|歯並びはもちろん、噛み合わせを重視した歯列矯正の様子を、記録しているブログです|銀座みゆき通りデンタルクリニックにて治療中|YouTubeでも歯列矯正の経過を配信してます

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歯列矯正中に歯茎が下がった…
歯茎が下がるのが心配で、歯列矯正に踏み切れない…

そんな不安にお答えします。

筆者のケンは、
2018年4月から歯列矯正を始めました。

上下とも、表側ワイヤーで、
歯を抜かない、非抜歯矯正です↓

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期間は、2年。

コロナウイルスの影響で、しばらく調整に行けてないのですが、
あと1、2回の調整で、
ワイヤーを外せる(ブラオフ)予定です。

追記:2020年7月に、無事ワイヤーが外せました。
詳しくはこちらに書きました↓

ブラケットオフの所要時間。当日の流れと内容を経験者が詳しく解説
ブラケットオフの所要時間や当日の流れについて知りたいですか?この記事では歯列矯正開始から2年3ヶ月、ブラケットオフした時の流れと時間がどのくらいかかったのかを詳しく解説しています。ブラケットオフの所要時間や当日の流れが知りたい方は必見です。

動画はこちら↓

こうした体験から、
歯列矯正をしたら歯茎が下がった原因と対処法について
実際にどうだったか、ご紹介できればと思います。

ぼくは歯医者さんではないので、
医学的なことは、正直よく分かりません。

なので、あくまでもぼく個人の体験として、
参考にしてみてください。

歯列矯正したら歯茎が下がった…3つの原因と対処法【体験談】

歯列矯正が2年間経過して、ぼくの歯茎は、

下の前歯の歯茎が下がる

ということが起きました。

2020年5月現在、
歯列矯正開始から丸2年経過した歯茎の様子がこちら ↓

下の前歯の歯茎が下がり、
歯と歯の間に、隙間(ブラックトライアングル)ができています。

ちなみにこちらが、歯列矯正直前の歯茎の様子 ↓

歯茎が下がったというよりも、

互い違いになっていた歯が真横に並んだため
下の方に隙間ができた

とも言えそうです。

前から3、4番目の歯も、
歯茎が少し下がったように感じましたが、
写真を見比べてみると、歯列矯正前から歯茎は下がっていたようです。

なので、
歯列矯正してなくても、歯茎が下がることは、あるだろうな…
と感じています。

歯茎が下がった3つの理由

歯列矯正をしたら歯茎が下がった…という場合、

その多くは、
下の前歯の歯茎が下がることがほとんどのようです。

その原因としては、

①歯がもっとも動く場所だから
②歯茎の下の骨が、薄い場所だから
③一番、目につく場所だから

といったことが、主な理由と言えるようです。

それぞれ、詳しく説明いたします。

①歯がもっとも動く場所だから

そもそも、歯列矯正でなぜ歯茎が下がるのかというと、

歯の下の骨が、だんだん痩せていく

からのようです。

これを「骨吸収」というらしいんですけど、
動きが急激だったり、ムリな力をかけすぎていると、
より起こりやすいようなのです。

下の前歯というのは、
歯が前後にガタガタになりやすいところなので、
歯も大きく動かすことになります。

結果、歯茎が下がるということも起きやすい、
のではないでしょうか?

ぼくの場合も、
下の前歯の叢生(ガタガタ・乱杭)が大きく、
矯正治療の最後の最後まで動かし続けていたので、
結果的に、歯茎が下がったのかもしれません。

②歯茎の下の骨が、薄い場所だから

歯列矯正によって、
下の前歯の歯茎が下がった理由の2つ目は、

歯茎の下の骨が、一番薄い場所だから

というのもあるようです。

歯茎が下がったように見えるのは、
実は、歯茎の下にある骨が、痩せて小さくなっていくから。

歯茎の下の骨は、
奥歯に行くほど、厚くなっているそうです。

③一番、目につく場所だから

下の前歯の歯茎が下がることが多い理由の3番目は、

下の前歯が、一番、目につく場所だから

同じような理由で、
歯列矯正を開始した直後、一番最初に、

歯が揃ってきたな!

と実感したのも、下の前歯でした。

下の前歯がキレイに揃っていく様子は、写真入りでこちらに詳しくまとめました↓

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なので、
奥の方の歯茎も、よく見れば、けっこう下がっている場合もあると思います。

奥歯はあまり目立たないし、
気がつきにくいだけなのかもしれません。

歯列矯正で歯茎が下がったら、元に戻せるの?

以上が、
2年間の歯列矯正で、歯茎が下がった
体験談でした。

歯列矯正というのは、
ワイヤーによって、かなりの力で歯を動かしてるわけなので、
大なり小なり、歯茎が下がるなどの影響がでることは、
仕方がないことなのかな…とは思います。

では、
下がった歯茎は、どうしたら元に戻せるのか?

対処法は主に2つ考えられると思います。

①歯肉移植手術

下がってしまった歯茎を、元に戻すための方法の1つ目は、

手術によって、
歯茎が下がった場所に、別の場所から歯肉を移植する
という方法があるようです。

ぼくは専門家ではないので、
詳しい説明はやめておきます。

歯肉 移植

などで検索すると、いろいろと情報が出てくると思うので、
気になる方は、調べてみてください。

②自然治癒

歯茎が下がってしまった場合に、元に戻す方法2つ目は、

自然治癒力にゆだねる
ということです。

下がってしまった歯茎が、自然に治るのか?
という疑問を持つ人が多いように思いますが、
ぼくは、まったくあり得ない話ではないと考えています。

なぜなら、骨には、
破骨細胞骨芽細胞という仕組みが、もともと備わっているからです。

死滅と誕生を繰り返しによって、健全な状態を維持しています。

それは骨に限った話ではなく、
人体の多くの組織が、そうした代謝システムを持っています。

例えば筋肉は、鍛えればムキムキに大きく強くなるし、
何もしなければ、細く痩せていってしまいますよね。

歯の周辺だけ、それが機能しない…
なんてことは、ないはずです。

追記:

上の写真は、2022年11月時点の筆者の歯です。

歯茎が下がったことに関して、特に何もしていませんが、
以前と比べて回復してきているように思います。

歯列矯正したら歯茎が下がった…3つの原因と対処法【体験談】まとめ

以上、
歯列矯正したら歯茎が下がった…3つの原因と対処法【体験談】
というテーマで解説をしました。

歯茎が下がってしまうことは、歯肉退縮とも言うそうです。

動画でも体験談を話したので、ぜひご覧ください↓

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歯と歯の間に隙間ができる、ブラックトライアングルに関しては、こちらに詳しくまとめました↓

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歯茎が下がるのは、歯周病が原因になることもあるようです。

特に歯列矯正中は、歯に汚れが溜まりやすいです。

歯列矯正中の歯磨きの仕方を、
歯科衛生士さんに教えてもらったので、参考にしてみてください。

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記事が参考になればうれしいです。

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