ブラックトライアングルって、矯正後に必ず起きるものなの?
歯列矯正後に、どうしてブラックトライアングルができるの?
そんな疑問にお答えします。
筆者は、2018年4月から歯列矯正をはじめ、ちょうど丸4年で、すべての矯正治療が完了しました。
詳しくは、こちらに書きました↓
歯列矯正後に、ブラックトライアングルができた…
という話を、よく耳にしませんか?
筆者はどうだったかというと、上の写真のように、歯列矯正終了後には、やはりブラックトライアングルができました。
そして、矯正後のブラックトライアングルについて、担当の先生に詳しく教えてもらいました。
そこで今回は、
歯列矯正後のブラックトライアングルはなぜできる?どうしたらいい?
というテーマで、詳しく解説したいと思います。
歯列矯正後のブラックトライアングルはなぜできる?どうしたらいい?
矯正後のブラックトライアングルは、なぜできるのか?
歯医者さんに教えてもらったところ、理由は主に3つあるそうです。
①歯の形が関係している
②歯茎の成長が止まるから
③歯茎に負担をかけすぎている
どういったことか、詳しく説明していきます。
①歯の形が関係している
歯列矯正後にブラックトライアングルができる理由の1つ目は、歯の形が関係しているということです。
ブラックトライアングルは、鼓形空隙と歯科用語では言うそうです。
なぜなら、隙間の形が、和楽器の鼓に似ているから。
なので、上の写真のように、歯の形が三角形に近いほど、ブラックトライアングルができやすいとのこと。
そして、歯の形が長方形に近いほど、ブラックトライアングルはできにくい。
②歯茎の成長が止まるから
歯列矯正後に、ブラックトライアングルができる理由2つ目は、歯茎の成長が止まるということもあげられるようです。
歯医者さんいわく、子供が歯列矯正をしたとしても、ブラックトライアングルはまずできないのだそうです。
なぜかというと、成長期なので、歯列矯正で歯が動いたとしても、それに合わせて歯茎もついていけるから。
また、大人でもブラックトライアングルができる人と、できない人がいるそうです。
ブラックトライアングルになりやすい人はどういう人かというと、歯茎が薄い人が多い、とのことでした。
一方で、歯茎に厚みがあったり、ふかふかしてるような人は、ブラックトライアングルになりにくいみたいです。
③歯茎に負担をかけすぎている
歯列矯正後にブラックトライアングルができる理由、3つ目は、歯茎に負担をかけすぎていることも、あげられるようです。
例えば、歯磨き。
歯茎の成長を促すために、口の中を清潔に保ったり、歯茎を適度にマッサージしてあげることは効果的だと言えますが、逆に、強く磨き過ぎてしまうのは、むしろ逆効果になりかねないそうです。
なので、歯を磨く時はやさしく、あまり強く押し過ぎない方がよい、とのことでした。
歯列矯正中の歯磨きのやり方を、歯医者さんに詳しく教えてもらったので、こちらを参考にしてみてください↓
矯正後のブラックトライアングルは、どうしたらいいか?
歯列矯正後にブラックトライアングルができてしまったら、どうしたらいいのか?
これも、歯医者さんに教えてもらいました。
①歯を削る
矯正後のブラックトライアングルはどうしたらいいのか、の1つ目は、歯を削る方法があるそうです。
ブラックトライアングルができる理由の①でもお話ししたとおり、歯と歯の隙間は、歯の形によって決まります。
なので、歯の根元の幅と、頭の方の差が少なくなるように、歯の形を変えよう、というのがこの方法です。
歯の表面のエナメル質は、0.2〜0.3ミリ削る程度であれば、それほど大きな問題にはならないそうです。
たった0.2ミリ?と思うかもしれませんが、それだけでも、意外とブラックトライアングルは目立たなくなる、とのことでした。
②歯茎を移植する
歯列矯正後のブラックトライアングルをどうするか、2つ目の方法は、歯茎を移植するというやり方もあるそうです。
健康的な歯茎を部分的に切り取って、歯茎が少なくなってしまった場所に、持ってくるのだそうです。
この治療ができるのは、歯周病の外科手術ができる医師に限られるようなので、そうした歯医者さんを探す必要があるみたいです。
③新鮮な食べ物を、よく噛んで食べる
矯正後のブラックトライアングルをどうしたらいいかの3つ目は、新鮮な食べ物を、よく噛んで食べることが何よりだと思います。
これはあくまで、筆者の考えでしかないのですが、筋肉って、いくつになっても大きくなったりしますよね。
高齢のボディビルダーとか、見たことないですか?
歯茎も筋肉も、体の一組織であることには、変わりありません。
なので筆者は、たとえ歯茎が一時的に痩せたとしても、また復活したり成長したりは、全然あり得るよな、と思っているのです。
そのためには、新鮮で栄養のある食べ物を、おいしく、よく噛んで食べることが、1番の方法だと思います。
きちんと咀嚼をすれば、歯茎を作る栄養素を十分に摂取することができます。
また、何度もよく噛むことで、歯や歯茎に刺激が加わり、新陳代謝も活発になります。
④気にしない
歯列矯正後のブラックトライアングルはどうすればいいか、最後4つ目は、気にしないことが1番のようにも思います。
歯医者さんも言っていましたが、ブラックトライアングルは本来あるものです。
ブラックトライアングルがあるから病気、とかいうわけではなく、本来あるべきものなのです。
たとえば、歯と歯の間に隙間があるからこそ、唾液が口内をくまなく流れることができ、口内の衛生環境が保てているとも言えるのです。
上のイラストのように、隙間がないということは、歯と歯が重なり合っているとも言えるので、そっちの方がむしろ問題だったりもします。
なので、よっぽど歯がぐらつくとか、日常生活に支障があるという場合をのぞけば、ブラックトライアングルは気にしない、というのが、もっとも自然な解決法なのかもしれません。
歯列矯正中にできるすきっ歯が気になる方は、ぜひこちらもお読みください↓
歯列矯正後のブラックトライアングルはなぜできる?どうしたらいい? まとめ
以上、
歯列矯正後のブラックトライアングルはなぜできる?どうしたらいい?
というテーマで解説をしました。
ブラックトライアングルと同じように、歯肉退縮という言葉も耳にしたことありませんか?
原因や予防法をこちらに詳しく書きました↓
歯列矯正したら歯茎が下がった…という場合は、こちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。