リテーナー洗浄のやり方が知りたい
リテーナーを洗浄する時に、どんなことに気をつければいいの?
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は、2年3ヶ月間のワイヤー矯正が終わり、現在リテーナーを装着中です。
リテーナーは、ずっと口の中に入れておくものなので、汚れや匂いが気になりますよね。
実際に、筆者もしばらくリテーナーを使ってみて、こまめな洗浄が欠かせないなと実感しています。
そこで今回は、リテーナー洗浄のやり方。歯列矯正経験者が詳しく解説と題して、筆者が実践している方法を、詳しくご紹介したいと思います。
リテーナー洗浄のやり方。歯列矯正経験者が詳しく解説
リテーナー洗浄を、実際に筆者がどのようなやり方でやっているかというと、以下の3種類があります↓
①水洗い
②リテーナー洗浄剤
③歯医者さんで洗浄してもらう
それぞれどんなやり方なのか、詳しく解説いたします。
①水洗い
リテーナー洗浄のやり方1つ目は、水洗いです。
歯磨きするタイミングで、蛇口から水を流し、その中で指や歯ブラシでこするように、汚れを洗い流します。
筆者の場合は、朝起きた後と夜寝る前、そして食事の後に歯磨きと一緒にリテーナーも洗うので、1日に4、5回の頻度です。
注意点
水洗浄をする際に、いくつか歯医者さんから「これはやらないでください」と注意をされました。
1つは「歯磨き粉は絶対に使わないでください」ということでした。
なぜかというと、歯磨き粉の多くには研磨剤が入っているのだそうです。
そうした歯磨き粉でリテーナーをゴシゴシこすってしまうと、表面に細かなキズがついて、かえって汚れや匂いが吸着しやすくなるそうです。
歯磨き粉の成分表示に「研磨剤」と書かれていれば分かりやすいのですが、必ずしもそうとは限りません。
たとえば上の写真は「清掃剤…無水ケイ酸A」と書かれていますが、これが研磨剤に当たります。
そのため成分表示を見ただけでは判断がつきにくい場合も多いので、どんな歯磨き粉も使わないと決めておいた方が間違いないかと思います。
注意点の2つ目は、洗う時は「プラスチック部分を持つようにしてください」とのことでした。
ワイヤー部分は、言ってみれば細い金属の針金なので、強い力がかかると曲がってしまう可能性があるからです。
もちろん、プラスチック部分も強いがかかれば割れてしまう恐れもあるので、とにかく優しく扱うことが大切かと思います。
②リテーナー洗浄剤
リテーナー洗浄のやり方2つ目は、リテーナー洗浄剤を使って洗浄するやり方です。
筆者は、夜寝る前の歯磨きのタイミングで、リテーナー洗浄剤を使うことが多いです。
水とリテーナーを入れた容器に洗浄剤を入れると、シュワシュワと発泡して、水が青くなります。
15〜20分ほど経つと泡がおさまり、水の色も青から白に変わったら、洗浄終了の目安。
筆者の場合は、入浴前に洗浄剤にリテーナーを入れ、お風呂から出てくるとちょうど洗浄が終わっているという感じです。
リテーナーを容器から取り出して、水で流しながら、指や歯ブラシでこすって汚れを落とします。
頻度
歯医者さんからは「リテーナー洗浄剤は1日1回使ってください」と言われています。
筆者もできるだけそのくらいの頻度でやるようにしていますが、ときどきサボることもあります。
2日か3日に1度の頻度で行い、汚れがちょっと気になり始めたら、毎日に戻すという感じです。
しばらくそんなやり方を続けていますが、今のところそれで問題は感じていません。
リテーナー洗浄剤は毎日使った方がいいのかは、こちらで詳しく検証してみました↓
注意点
リテーナー洗浄剤でつけ置き洗いをする際の注意点として、歯医者さんから「熱湯ではなく、必ず水かぬるま湯で行うようにしてください」と言われました。
リテーナーを熱湯に浸けてしまうと、リテーナーのプラスチック部分が溶けてしまったり、変形する可能性があるからだそうです。
同じ理由から、熱湯消毒もNGとのこと。
筆者は、食器などを熱湯消毒する習慣があったので「リテーナーも」と思っていましたが、やめました。
ちなみに、食事で熱いスープやお茶などを飲むくらいであれば、歯医者さん曰くまったく問題はないそうです。
なお、おすすめの洗浄剤をまとめた記事のリンクを、文末に載せておいたので、よかったら参考にしてみてください。
③歯医者さんで洗浄してもらう
リテーナー洗浄のやり方3つ目は、歯医者さんで洗浄してもらうという方法です。
筆者は、ワイヤーが外れた後もしばらくは、詰め物の補修などで月一で歯医者さんに通院をしていました。
その際、リテーナーが傷んでいないかの確認と洗浄を、毎回してくれていました。
筆者が通っている歯医者さんでは、超音波洗浄機という機械を洗浄をしてくれているようです。
液体に超音波を流すと泡が発生し、泡の破裂によって汚れを浮き上がらせる仕組みのようで、
超音波の周波数がより高いほど、泡の発生するポイントが多くなり、より高精度の洗浄ができる
Wikipedia 超音波洗浄機
ことから、時計や宝石、電子部品などの洗浄にも用いられているみたいです。
一番身近な例だと、眼鏡屋さんの店頭に置いてあるのを見かけたことがあるんじゃないでしょうか。
実際に歯医者さんでリテーナーを洗浄してもらうと、わずかな”ぬめり”もきれいに落ちているなあといつも感じるんですよね。
洗浄後のリテーナーを口に入れると、すごくさっぱりした感覚があります。
超音波洗浄機と聞くとものすごく高価なものを想像するかと思いますが、それほどでもなく、Amazonでも購入可能です↓
リテーナー洗浄、これはNG
ここまで、リテーナー洗浄のやり方について、おすすめの方法をご紹介しました。
とはいえ、汚れや匂いが取れるなら洗浄のやり方なんてなんだっていいんじゃないの?と思われるかもしれません。
実は筆者もそう思っていました。
ですがリテーナー生活をしばらく続けてみて、これはやらない方がいいなと気づいたこともあったので、そうしたNG行為についてもご紹介したいと思います。
❶乾燥させるのはNG
1つ目は、リテーナーは乾燥させないということです。
乾燥しすぎてしまうと、特にプラスチック部分が、割れやすくなると歯医者さんからも言われました。
実際に筆者も、リテーナーが濡れていると「しなり」があるように感じるのですが、乾いていると「パキッ」と折れてしまいそうでちょっと怖い時があります。
また筆者はよく、天気の良い日に食器や小物などを、天日干しして日光消毒するのですが、リテーナーも同じようにやってみようと考えていました。
ですがこれも歯医者さんに「やらないでください」と釘をさされました。
また乾燥させないだけでなく、リテーナーにはある程度の湿り気を持たせておいた方がよいとも言っていました。
なので、リテーナーを外して保管しておく時は、そのまま放置せず、濡れた布やティッシュでくるんでリテーナーケースに入れるようにしています。
❷時間をかけすぎるのはNG
リテーナー洗浄時に気をつけたいことの2つ目は、時間をかけすぎないこと。
後戻り
これには2つ理由があって、1つはリテーナーを長時間外したままにしておくと、歯はどうしても後戻りしやすいからです。
実際に筆者も、たまにリテーナーを洗浄剤に浸けたまま、うっかり忘れて半日くらい過ごしてしまうことがあります。
その後、歯につけ直すのですが、すごくハメにくく、締めつけがキツく感じます。
特に歯列矯正終了直後は、歯がまだ不安定な場合が多いので、リテーナー洗浄は素早く済ませた方がいいように思います。
変形の恐れ
洗浄に時間をかけない方がいい理由の2つ目は、あまりコテコテと触っていると、リテーナーを変形させる恐れがあるから。
特に、リテーナーをつけて数ヶ月も経つと、だんだん気が緩んできて、洗浄のやり方も雑になってきがちです。
そうした時にふと、リテーナーを落としたり、無理に押したりひっぱたりしがちになるので、リテーナーを洗浄する際には、集中力を持って、手早く行うように心がけています。
リテーナーの手入れをする際に気をつけた方がいいことは他にもまだあるので、ぜひこちらも参考になれば↓
リテーナー洗浄のやり方。歯医者さんおすすめの正しい時間と頻度 まとめ
以上、リテーナー洗浄のやり方。歯医者さんおすすめの正しい時間と頻度というテーマで解説しました。
リテーナー洗浄剤、何を使ったらいいか分からないよ…という場合は、それぞれの特徴や長所・短所をこちらにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください↓
筆者は、リテーナーは一生つけ続けようと考えているのですが、その理由はこちらに書きました↓
リテーナー洗浄のやり方を、歯医者さんに教えてもらった時の様子は、こちらでご覧いただけます↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。