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歯列矯正を始めたいけど、失敗しないかとても不安・・
矯正治療中だけど、失敗してしまった・・
と悩んではいませんか?
この記事では、
失敗してしまうとどうなるの?
自分の失敗って、どの程度のもの?
歯列矯正に失敗しないためには、どうしたらいいの?
など、
実際の失敗の経験談と画像をもとに、
詳しく解説をします。
筆者のケンは過去に、
安く簡単に歯並びを治そうとして、
失敗をしてしまった経験があります・・苦笑
今でいう、
セラミック矯正、クイック矯正と呼ばれる方法で、
上の前歯だけをキレイに直したんです。
ですがその後約8年くらい、
体調不良に悩まされて大変な思いをしました。
その失敗の経験をもとにして、
現在は、信頼できる歯医者さんのもとで、
上下とも表側のワイヤー矯正を行い、
順調に治療が進んでいます。
過去の失敗経験や現在の歯列矯正の様子は、
YouTubeやTwitterなどでも、発信しています。
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目次
【歯列矯正】失敗する原因を画像で解説【失敗して分かった注意点】
結論から言うと、
ぼくが矯正に失敗した原因は、
主に以下の3つです。
失敗の原因① 歯並びを一部分だけ揃えてしまった
失敗の原因② 犬歯の先端を削ってしまった
失敗の原因③ 歯を片側だけ抜いてしまった
歯列矯正に失敗しないために、
どうしたらいいのか?
ぼくの例を取り上げながら、
画像とともに、
順番に解説していきます。
失敗の原因① 歯並びを一部分だけ揃える
一部分だけ歯並びをキレイにするのは、
失敗の原因になる可能性があります。
なぜなら、
全体の噛み合わせがズレてしまったり、
下あごの位置や身体に歪みが、
生じることもあるからです。
具体的に、
ぼくの失敗例をお話しします。
上の画像は、ぼくの歯の写真です。
左側の上の前歯3本が、他の歯と色が違いますよね。
ブリッジという手法、
今でいうセラミック矯正、クイック矯正と呼ばれるような方法で、
差し歯にしたためです。
真ん中の歯を抜いて、
両脇の歯を削り、
3本つながった差し歯をはめました。
● 参考記事
ぼくは子どもの頃から歯並びが悪く、
それがずっとコンプレックスでした。
いつか歯列矯正をしたいと思っていましたが、
ワイヤー矯正は時間もお金もかかるので、
諦めていました。
ところが、
ブリッジという手法なら、
半分以下の期間と費用で済むよと勧められて、
その方法で歯並びをキレイにしました。
パッと見の歯並びはとてもキレイになりましたよ。
時間もお金も節約できてラッキー!
と思ってました。
ところが・・・
一部分だけ歯並びを変えたことで、
噛み合わせが変わってしまったようでした。
次第に、
身体や精神的な不調を感じるようになり、
最終的には、
仕事が続けられないくらいにまでになってしまったんです。
● 参考記事
完全に回復するまでに要した時間は、
約8年間。
歯列矯正にかかる時間を惜しんだばっかりに、
その何倍もの期間を、
辛い不調を抱えながら過ごすはめになる・・
そんな失敗をしてしまいました。
● 参考記事
失敗の原因② 犬歯の先端を削る
失敗の原因として考えられること、
2つ目は、
上の画像のように、
犬歯の尖った先端を削ってしまったことです。
画像の赤丸の部分、
犬歯の先端が平らになっているのが分かるでしょうか?
前述したように、
ぼくは上の前歯だけをキレイに揃えました。
すると、
上の歯と下の歯が、
ぶつかるようになってしまいました。
そのことを歯医者さんに告げると、
「じゃあ下のぶつかってるところを削ってあげる」
と言って、
犬歯の尖ったところを躊躇なく削り落としてくれました。
これで上の歯と下の歯は、もう当たることはなくなりました!
めでたし、めでたし・・・
とは行きませんでした。
● 参考記事
確かに、歯は当たらなくなりましたよ。
ですが、
犬歯が尖っているのには理由があります。
犬歯がなぜ尖っているかというと、
ストッパーのように、
あごの位置を固定するためです。
また、
犬歯誘導といって、
あごを左右に動かす際のガイドの役割も担っています。
それを削り落としたら、
当然その機能は果たせなくなります。
そして、
ぼくの下あごはスルスルと奥に下がっていっていきました。
首の神経にも負担がかかり、
体調不良にまで至ってしまった・・
というのが第2の失敗です。
● 参考記事
この削ってしまった犬歯は、
現在の歯列矯正治療の一環として、
先端を復活してもらいました。
画像の矢印の部分。
丈夫な樹脂を使って、
歯の形を整えてもらったおかげで、
あごの位置や動きをガイドする役目も、
戻ってきました。
犬歯を継ぎ足した時の様子は、動画にもしてあります。
失敗の原因③ 歯を片側だけ抜く
歯を、片側だけ抜いてしまうのも、
失敗につながる恐れがあります。
理由は、
噛み合わせが不完全になってしまうからです。
上の画像は、
実際のぼくの歯型です。
対になっている歯を線で結んでみました。
左右で、
奥行きや歯の位置が全然違うことが分かると思います。
左右の歯並びが違う理由は主に2つあります。
左右の歯並びが違う理由① 小臼歯(前から5番目の歯)
左右で歯列の奥行きが違う理由は、
小臼歯(前から5番目の歯)
です。
右側だけ抜いてしまっているんです。
この歯は、
子どもの頃から一本だけ内側に向いていて、
完全に歯列から外れて生えていました。
下に当たってすごく気になっていたし、
歯みがきもしづらく、ボロボロになっていたので、
思い切って抜歯をしました。
今思うと、これも失敗でしたね。
5番目の歯は、
反対側には残っているため、
左右で噛み合わせがズレてしまいました。
● 参考記事
左右の歯並びが違う理由② 親知らず
左右で奥行きが違うもう一つの理由は、
親知らず
です。
上の画像の、矯正前の模型を見てください。
右下の親知らずだけが、一本残っているんです。
その他の3本は抜きました。
一本だけ残してしまったのは、
失敗だったかもしれません。
● 参考記事
なぜこれが失敗だったかというと、
歯列の高さが左右で変わってしまったからです。
上の画像、
左側にあるのが歯列矯正前の歯の模型です。
画像の奥の歯が、
高く飛び出ているのが分かります。
親知らずが、
下あごの奥のせり上がったところに生えているためです。
反対側には親知らずがないので、
左右でこれだけ高低差が生まれてしまったんです。
すると当然、
この画像のように、
歯の高い方だけが先に当たってしまいます。
そのため、
歯全体でしっかり噛むことができず、
あごの位置にも歪みが生じてしまったみたいです。
● 参考記事
片側だけ歯を抜いてしまうと、
失敗する可能性があるのは、
こうした理由からです。
ぼくが現在行なっている歯列矯正の方法は、
非抜歯矯正というものです。
歯を抜かずに矯正を行うやり方です。
お話ししたような失敗の経験があるため、
もう健康な歯な、
できることなら抜きたくないと思ったからです。
● 参考記事
歯列を広げたり、
歯を奥に動かしたり、
歯を引き上げたりすることで、
噛み合わせ全体が、
とてもしっかりとしてきました。
矯正前には、
一部分でしか噛み合えていなかったのが、
歯全体で噛めるようになってきています。
● 参考記事
噛み合わせが改善されてきたことで、
下あごも正しい位置に戻ってきました。
結果、
上の画像のように、
フェイスラインも変わりました。
● 参考記事
歯列矯正を行うには、
年齢的にも難しいのかな、と思っていましたが、
大きな失敗もなく順調に治療が行えています。
● 参考記事
歯列矯正に失敗しないために
では、
歯列矯正に失敗しないためには、
いったいどうしたらいいんでしょうか?
結論から言うと、
歯列矯正に失敗しないためには、
信頼できる、自分と価値観の合った歯医者さんを選ぶこと
これに尽きると思います。
なぜなら、他のあらゆる職種と同じように、
技術や経験の差はどうしたってありますし、
考え方も人それぞれだからです。
実を言うと、先にあげたぼくの失敗の数々は、
すべて同じ歯医者さんで治療したものでした。
今から10年以上前のことです。
その歯医者さんを悪く言うつもりもないですし、
恨んでもいません。
その歯医者さんを選んだのはぼく自身だからです。
● 参考記事
ぼくは、失敗を通していろんなことを学びましたが、
みなさんはできる限り、
必要のない失敗はしない方がよいでしょう。
ぼくの失敗経験が少しでも役に立てばと思い、
このブログを書いています。
失敗は避けることができますし、
自分の身は自分で守ることができます。
失敗しない歯医者さん選びについては、
下の記事にまとめたので、参考にしてみてください。
● 参考記事
【歯列矯正】失敗する原因を画像で解説【失敗して分かった注意点】まとめ
もう一度、記事の内容をまとめてみます。
【歯列矯正】失敗する原因を画像で解説【失敗して分かった注意点】
ぼくの失敗の原因3つ
失敗の原因① 歯並びを一部分だけ揃える
・噛み合わせがズレてしまった
失敗の原因② 犬歯の先端を削る
・下あごの位置が奥へ下がってしまった
失敗の原因③ 歯を片側だけ抜く
・噛み合わせが左右で不揃いに
・歯の高さが左右で違ってしまった
歯列矯正に失敗しないために
・信頼できる歯医者さんを選ぶ
・自分と同じ価値観の歯医者さんを選ぶ
以上、
【歯列矯正】失敗する原因を画像で解説【失敗して分かった注意点】
というテーマで解説をしました。
失敗の事例を知り、
要因を避けることで、
失敗の可能性は回避することができると思います。
焦らずじっくり歯列矯正に向き合って、
素晴らしい毎日をお過ごしください!