口の中を噛んでしまう癖は歯列矯正で治るのか?経験者が詳しく解説

歯列矯正コラム
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2018年4月より歯列矯正|上下とも表側のワイヤー矯正|歯を抜かない非抜歯矯正|歯並びはもちろん、噛み合わせを重視した歯列矯正の様子を、記録しているブログです|銀座みゆき通りデンタルクリニックにて治療中|YouTubeでも歯列矯正の経過を配信してます

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口の中を噛む癖は、歯列矯正で治る?
食事中に口の中をよく噛んでしまって、ツラい…

そんな悩みや疑問にお答えしましょう。

筆者は2018年から約4年間、歯列矯正を行なっていましたが、矯正する前は歯並びが良くなく、口の中をよく噛んでしまっていました。

なので、口内炎ができて口内炎ができるツラさはとてもよく分かります。

そこで今回は、口の中を噛んでしまう癖は歯列矯正で治るのか?経験者が詳しく解説と題して、筆者の体験をご紹介したいと思います。

口の中を噛んでしまう癖は歯列矯正で治るのか?経験者が詳しく解説

口の中を噛んでしまう癖は、歯列矯正で治るのか?

結論から言うと、筆者は口の中を噛むことは、驚くほど少なくなりました

理由はいくつか思い当たるので、詳しく順番に説明いたします。

噛み合わせがよくなった

歯列矯正をしたら口の中を噛むことが少なくなった理由の1つ目は、噛み合わせがよくなったことが挙げられると思います。

歯列矯正前は、噛み合わせがものすごく悪かったので、あまり食べ物を噛むことができず、5回くらい咀嚼して飲み込んでしまうような感じでした。

咀嚼の回数が少ないなら、口の中もあまり噛まないのでは?と思われるかもしれません。

ですが、

食べ物をかまなくなると筋肉も衰えてきます。また筋線維が細くなったりして筋力の低下を引き起こすようになり顎の変形も加わり、「かむ」という動作はさらに衰えます

よく噛んで食事していますか?|ケンタロウ歯科

とあるように、噛む際のコントロールがしにくくなって、結果口の中をよく噛んでいたようにも思います。

4年間の歯列矯正後は、噛み合わせがとてもよくなりました。

結果、食べ物を口に入れて、100回で200回でも噛めるようになりました。

大袈裟でなく、本当にそうなんです。

よく噛んで食べると、食べ物の味が本当によく感じられるようになるんですよね。

そのため、食材をじっくりと味わいたいので一口一口丁寧に噛むようになって、口の中を噛むことも減ったんじゃないかと思います。

顎の位置が正しくなった

歯列矯正後に口の中を噛むことが少なくなった2つ目の理由は、顎の位置が正しくなったことです。

歯列矯正前は、噛み合わせの悪さの影響もあり、筆者の下顎は奥に2、3ミリ引っ込んでしまっていました。

また、左右の歯の本数の違いなどから、左の顎関節が変形もしていました。

そのため、口を開けたり閉じたりする時に、クネッと大きく蛇行をするような状態でした。

どんな状態かは、こちらに詳しく書きました↓

そのため、口を無意識に閉じようとすると、変な位置に降りてしまうことが多かったのだと思います。

その結果、口の中を噛んでしまう。

実際、考え事をしたり、雑誌を読みながら食事したりして、無意識に噛んでいる時によく口の中を噛んでいました。

歯列矯正後は、歯並びや噛み合わせだけでなく、顎の位置も本来の正しい位置に戻ったようです。

現在は、口のクネクネはまだ若干残っていますが、とてもスムーズに口の開け閉めができるようになったと感じています。

結果、口の中を噛むことも、かなり少なくなっています。

口内炎の治りも早くなった

興味深かったのが、口の中を噛んでしまい口内炎ができた時に、治りが歯列矯正前と比べて早くなったように感じることです。

というのも歯列矯正をする前は、噛み合わせがよくなかったせいもあり、ぐっすり熟睡できることがあまりなかったんです。

朝起きるとすでに体が疲れている…という感覚も、毎日のように感じていました。

おそらく睡眠中にも、歯ぎしりや食いしばりなどをしてしまっていて、じっくりと体を休ませることができていなかったんだと思います。

ですが、歯列矯正を行なって噛み合わせがよくなったり、顎の位置が本来の位置に戻ったことで、ぐっすり眠ることができるようになったと感じます。

質の良い睡眠をとることは、体の疲れを取って新陳代謝を促したり、免疫力を高めるのに不可欠です。

毎晩ぐっすりと眠れるようになったことで、口内炎の傷の回復も早くなり、悪化せず、早く治るようになったのではないかと感じます。

歯列矯正中に口の噛んでしまう…

ここまで、口の中を噛んでしまう癖は歯列矯正で治るのか?ということについて、筆者の体験をご紹介してきました。

では、歯列矯正中はどうなのか?というと、それはそれで口の中をよく噛んでしまっていました。

特に、ブラケットやワイヤーをつけ始めた最初のころは、食事の際に、ひと噛みする度に口を噛んでしまうありさまで、2日間くらいは固形物が食べられませんでした。

ですが、4、5日もすれば、噛み方のコツが掴めてくると思うので、安心してください。

歯列矯正中に口の中を噛んでしまった場合の対処法は、いくつかあります。

ワックスで傷口を保護

歯列矯正中に口の中を噛んでしまった時の対処法の1つ目は、歯列矯正用のワックスを使うことです。

ワックスとは粘土のようなもので、適量つまんで指先でくるくる丸めて、ブラケットを覆うようにくっつけます。

すると、装置が口内炎の傷口に当たらないように防いでくれます。

筆者の4年の矯正期間中、最初だけでなく、全般を通じてワックスを使う機会がありましたし、保定期間になった今でも、リテーナーが当たらないように使うこともあります。

劣化するものでもないので、歯列矯正が始まったら手元に用意しておくといいかもしれません。

アマゾンでも購入可能です↓

ワックスの使い方は、歯医者さんに詳しく教えてもらいました↓

歯列矯正中に食べやすい食べ物

歯列矯正中に口の中を噛んでしまうのの対処法の2つ目は、食べやすい食べ物を食べるということ。

噛んでから対処するよりは、噛まないに越したことはないですからね。

口の中を噛まない最も確実な方法は、スープ野菜ジュースなどを摂ることかと思いますが、3食すべて液体の食事というのはあまりおすすめしません。

なぜなら噛むという行為は、単に食べ物を噛み砕くだけでなく、唾液を分泌させるという大切な役割を持っているからです。

噛むことによって口腔内の唾液腺から安静時の10倍以上の唾液が分泌されます
唾液には消化酵素の働きだけでなく、細菌侵入を防ぐバリアの役割もあります

噛むことのメリット|エバト歯科医院

とあるように、唾液が十分に出されないと、消化器系や免疫系などさまざまな機能に影響します。

なので、噛む必要はあるけれど、噛みやすいというものを選んで、食事をするのことをおすすめします。

歯列矯正中に食べやすい食べ物は、こちらに詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください↓

特に、ブラケットとワイヤーをつけた初日に何を食べたのかは、こちらをどうぞ↓

口の中を噛んでしまう癖は歯列矯正で治るのか?経験者が詳しく解説 まとめ

以上、口の中を噛んでしまう癖は歯列矯正で治るのか?経験者が詳しく解説というテーマで解説しました。

歯列矯正中に口内炎ができた時の対処法は、こちらも参考になれば↓

前歯と下の歯が当たって口の中を噛んでしまうのであれば、こちらが参考になれば↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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