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クイーンのフレディマーキュリーは、なぜ歯並びを治さなかったのか?
そんな疑問にお答えします。
先日、フレディマーキュリーの歯並びに関する、
こんな記事を見つけました ↓
「歯列矯正」を頑なに拒んだフレディ・マーキュリー “特別な理由”を歯科医師が解説
とても興味深い内容だったので、
記事を引用しながら、
現在、歯列矯正10ヶ月目という視点で、いろいろと考察してみたいと思います。
フレディマーキュリーはなぜ歯並びを治さなかったのか?ただ1つの驚きの理由
歌手として大成したフレディだが、口元に特徴がある。いわゆる出っ歯なのだ。なぜ、フレディは歯列矯正をしなかったのか。
ぼくはこれまで、
フレディマーキュリーは口が大きいなあ、くらいにしか感じていませんでした。
出っ歯だとか、歯並びが悪いとかは、
正直、言われるまで意識したことがなかった…
偶然にも歯を見せてバナナ持ってるフレディが並んでしまった pic.twitter.com/5MeY3e06jB
— 塩味 (@saltiness2) 2019年1月5日
でもこうして、
フレディマーキュリーの写真を改めて見てみると、
確かに出っ歯だなあ…と思います。
一度気にしだすと、もう元には戻れない。
声を守るために、歯並びを治さなかった?

フレディマーキュリーが、歯並びを治さなかった理由は、
どうやら、自分の声を守るためだったようです。
幼い頃から歯並びの悪さをからかわれ、フレディもそれをコンプレックスに思っていた
だが、フレディは、歯列矯正をするべきだというアドバイスには頑として拒んできた。それは歯並びを変えることで歌声に影響が出ることを恐れたからだったという。
歯列矯正中のぼくの経験から言うと、
歯並びが変わると、確かに声の質や音量、トーンなどが、
変わる可能性はあるかもしれないと感じます。
理由としては、
・あごの位置や動きが変わると、首や頭の位置も変化する
・結果、のど(呼吸の通り道)にも影響がある
・当然、発声や発音なども変わる
と思うのです。
あくまでも、ぼくの経験からくる予測に過ぎませんが。
フレディ・マーキュリーさんのようなプロの歌手の場合、歯列矯正が歌声に影響を与える可能性は否定できません
川崎氏の知人のオペラ歌手が歯並びの悪さを気にしてアメリカで歯列矯正をしたいと申し出たところ、歯科医から拒否されたことがあったという。
歌手の方は発声の際、舌や口の周りの筋肉で非常に繊細で微妙なコントロールを行っています。矯正治療によって前歯を中に引っ込めた場合は、口腔内の容積が小さくなり、舌を動かせる空間が減少しますので、発声に影響が出る可能性もあります。
表参道矯正歯科院長で歯学博士・日本矯正歯科学会認定医の川崎健一氏
口の中をスピーカーの内部だと考えると、
前歯を引っ込めることで中の空間が狭くなり、
その分、スピーカー内部の反響にも、影響があるようにも考えられます。
歯列矯正をすると、一般的には滑舌が良くなります。歯の間に隙間があると、空気が漏れて発声しにくい場合があります
ぼくの歯は、矯正前はごくわずかな部分しか歯と歯が接していなくて、
前歯に至っては完全に上下の歯の間に隙間がありました。
それで滑舌が悪かったかと言うと、少し声がこもっていたり、
語尾が聞き取りづらい、と言われることはありました。
ですが、
自分では、滑舌が良くないという自覚はありませんでした。
まあ、それが当たり前だと思っていたので。
歯列矯正をして、歯並びがよくなると、滑舌も良くなる、
ということに関しては、
現在は装置とワイヤーが付いていているので、
実体験としてはまだなんとも言えません。
矯正中の今は、むしろ少し話しづらいです。
喋っている時に、つばが飛ぶこともよくあります。
なので、歯列矯正が終わって、装置とワイヤーが外れた時に、
滑舌がどうなっているかはとても興味があります。
追記:歯列矯正が1年経過したら、滑舌がよくなってきました。
詳しくはこちら↓
フレディマーキュリーの出っ歯は、歯の本数が多かったから?
フレディの場合、奥歯に4本の余計な歯が生えており、それが原因で出っ歯になっていたそう
通常は、上下左右の親知らずを含めると32本。
ということは、
フレディマーキュリーの歯の本数は、
それにプラス4本なので、36本あったということになります。
この話を聞いてちょっと思い出したのが、プロレスラーのアンドレ・ザ・ジャイアント↓
身長2メートル23センチ、体重250キロ。
大巨人や歩く人間山脈と言われたプロレスラーなのですが、
彼も通常よりも歯の本数が多く、一説には42本あったとも言われてます。
本当だとすると、10本も多い!
くわしくは、こちらの記事をどうぞ↓
アンドレ・ザ・ジャイアントは歯の数が42本・・・?
歯を抜くか? 抜かないか?
フレディマーキュリーが歯並びを治さなかった理由として、
もうひとつ考えられるのが、
歯を抜くことで、噛み合わせが変わってしまうことも、考えられると思います。
歯列矯正をする場合、それらを抜歯することになるだろう。
健康な歯を抜いたり削ったりすることで、噛み合わせなどが狂ってしまう可能性もある
たしかに、
歯列矯正をする場合、多くの場合が、歯を抜くことが前提となっているように感じます。
ですが、なぜ歯を抜くのかというと、
その方が、空いた隙間を使って大きく歯を動かすことができるので、
短時間で治療が進められるから。
歯というのは、一本一本に必ず意味があります。
そして、一度抜いてしまった歯は、
もう2度と元には戻りません。
歯がなくなるということは、
声以外にも、いろいろな部分に影響する可能性もあります。
フレディマーキュリーも、
そういったことを察して、歯並びを治さなかったのではないでしょうか。
ちなみにぼくは現在、歯を抜かずに矯正をする非抜歯矯正という方法で、
歯並びを治しています。
よっぽどのことがない限り、
健康な歯は抜かない方がいいし、抜きたくないと考えています。
健康な歯を抜きたくなかった理由は、
こちらにさらに詳しく書きました↓
歯並びがよくないのは、不吉?
フレディマーキュリーが歯並びを治さなかったことが、
なぜ不思議に感じるかというと、
欧米ではほとんどの人が、子供のころに歯並びをキレイにする文化があるから。
欧米で八重歯は「ドラキュラのよう」と言われ、不吉なものとしてみなされがち
欧米では6~7割程度の人が歯列矯正をするが、日本では2割以下
外国人が日本に来て驚くことのひとつとして、
「歯並びの悪さ」がよく挙げられます。
欧米では、幼少期に歯列矯正をするのが一般的なので、
歯並びが悪いと「よっぽどお金がないのか」と思うらしいです。
ということは、
フレディマーキュリーは、
歯並びはきれいなのが当たり前、という文化の中にいても、
自分の声を守るために、歯列矯正を頑なに拒んだということになります。
最近は日本でも、
芸能人が矯正器具を堂々とつけていたりと、
歯列矯正が少しずつ、当たり前のものになってきているようにも感じます。
テレビに出ている人たちが、
どうやって歯並びを治しているのか気になる方は、
こちらの記事が参考になれば↓
フレディ・マーキュリーはなぜ歯列矯正して歯並びを治さなかったのか? まとめ
以上、
フレディマーキュリーはなぜ歯並びを治さなかったのか?ただ1つの驚きの理由
というテーマで解説をしました。
フレディマーキュリーが、
頑なに歯並びを治さなかった一方で、
積極的に歯列矯正をしている人たちもいます。
元AKBの指原莉乃さんの、歯列矯正について、
こちらに詳しくまとめてみました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。