クイック矯正をすると後悔するよ、と言われたけど、本当?
クイック矯正に興味があるけど、後悔しないか不安…
そんな疑問や悩みにお答えします。
筆者は、クイック矯正経験者です。
そしてその後、
ものすごく大変な思いもしました。
もう誰にも、同じ経験はしてほしくないので、
クイック矯正は後悔するからヤメておけ。経験者からの忠告
と題して、
ぼくがなぜクイック矯正をするに至ったか?
そして、その後どうなったか?
詳しく書いてみたいと思います。
クイック矯正は後悔するからヤメておけ。経験者からの忠告
ぼくがクイック矯正をしたのは、30歳くらいのころ。
その時はまさか、後々あれほど後悔するとは、
思ってもいませんでした。
その頃はまだ、クイック矯正という言葉はなくて、ブリッジと呼んでいました。
子どもの頃
クイック矯正は後悔するからやっちゃダメ、
というお話をする前に、ぼくの子どものころについて、少し書いておきます。
筆者は子どもの頃から歯並びもよくなく、
前歯はかなりの出っ歯でした。
2番目の歯だけ、少し奥に引っ込んでいて、
若干、黄色く変色もしていました。
ずっとそれを、コンプレックスに感じていましたが、
金銭的にも時間的にも、なかなか歯列矯正をするタイミングがないまま、
30歳くらいになっていました。
クイック矯正をすることになったきっかけ
クイック矯正は後悔するからやるべきではないと、
今では強く思っていますが、
そんな筆者が、なぜクイック矯正をすることになったのか?
あるとき、虫歯の治療で通っていた歯医者さんから、
「安く早く、歯並びをキレイにできる方法があるよ」
と言われました。
それが、今で言うクイック矯正(ブリッジ)でした。
奥に引っ込んだ歯を抜いて、
両脇の歯を細く削り、それを支えにして、人口の歯に交換する方法です。
今だったら、健康な歯を抜いたり削ったりするなんて、
後悔するのが分かりきっているので、絶対にやりません。
ですが、仕事も忙しく、なにより当時の筆者は、
ワイヤーや装置をつけるのが恥ずかしい…と思っていたので、
そのクイック矯正が、とても魅力的に思えました。
手っ取り早く、この前歯が治るのなら、いいな!
と思ってしまったんです。
クイック矯正の費用
クイック矯正したら、もしかしたら後悔するかもしれない、
という気持ちは、ほんの少しはあったように思います。
本当に、健康な歯を抜いたり削っちゃったりして、いいのかなあ…と。
だけど、
安さと早さの誘惑には勝てませんでした。
クイック矯正の費用は、
たしか1本7万円だったと思います。
筆者は、前歯3本だったので、7万×3本=21万円
この金額だけ見ると、高いように感じるかもしれませんが、
ワイヤーで歯を動かす歯列矯正であれば、おそらく100万円はくだらないでしょう。
しかも、2年も3年もかからず、
わずか数週間で、歯並びがキレイになる。
長年、抱えていたコンプレックスと、さよならできる!
ところが・・・
体調不良
クイック矯正すると後悔するかも、という、
わずかな不安の方が、現実のものとなってしまいました。
クイック矯正をした後から、
みるみるうちに、体調がおかしくなっていったのです。
いわゆる、
心身のバランスが崩れるとか、不安定になる、というやつです。
だんだんと仕事ができなくなっていき、
結果、仕事を辞めざるを得なくなりました。
療養のため、実家に戻りました。
2年くらいしてようやく社会復帰しましたが、
まったく何もできず…
この頃関わった方々には、本当に迷惑をかけました。
およそ10年間、そんな大変な状況が続きました。
クイック矯正をやらない方がいい理由
ここまで、筆者がクイック矯正をすることになった経緯と、
その後どうなったかを、書きました。
では、どうしてそんなことになってしまったのか?
筆者の場合は、
前歯3本だけ、歯並びを整えたことで、
それまで、かろうじて維持できていたバランスが崩れてしまったようです。
その結果、うまく噛み合わせることができなくなり、
下あごが奥に引っ込むことで、首の神経を圧迫し、
それが、精神的な体調不良につながったと考えられます。
ジェンガという、
積み木のゲームで遊んだことがありますか?
全体のバランスを考えずに、適当に、ブロックを動かしたら、
いとも簡単に崩れてしまいますよね。
人間の身体も同じ。
歯を、どこか一部分だけ動かしたら、
必ず、全体のバランスが変化し、噛み合わせにも影響します。
そして、噛み合わせが崩れると、
体の他の部分にも、影響がおよんでしまうわけです。
もちろん、
クイック矯正で、歯を一部分だけ治したとしても、
体調にまったく影響がないという場合も、もしかしたらあるかもしれません。
ですが、一度抜いてしまったり、削ってしまった歯は、
もう2度と、元には戻せません。
クイック矯正を検討する前に、本当に自分の健康な歯を、抜いたり削ったりしてもいいのか?
考えてみることをおすすめします。
クイック矯正同様、見た目の歯並びだけをきれいにしようとするのは全体におすすめしません。
筆者の体験をこちらに詳しく書きました↓
クイック矯正は後悔するからヤメておけ。経験者からの忠告 まとめ
以上、クイック矯正は後悔するからヤメておけ。経験者からの忠告というテーマで、詳しく解説しました。
冒頭にも書いた通り、当時はクイック矯正という言葉はまだなくて、ブリッジと呼んでいました。
見た目のために歯を抜いたり削ったりすることのリスクについて、こちらに詳しく書きました↓
クイック矯正じゃなくて、マウスピース矯正ならいいんじゃない?と思っていたら、ぜひこちらも参考になれば↓
クイック矯正から約15年後、筆者はワイヤー矯正で、歯列矯正をし直しました。
そのことは、こちらに詳しく書きました↓
差し歯やブリッジがあっても、ワイヤー矯正は可能です。
筆者の体験談が参考になれば↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。