歯列矯正中のクリーニングの頻度ややり方が知りたい
矯正中だけど、歯医者さんがクリーニングしてくれない
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は2018年4月に、歯列矯正をはじめました。
追記:2020年7月(2年3ヶ月後)にブラケットオフしました。
ワイヤーを外した時の様子↓
矯正してるけどクリーニングはしてもらえない…という話をよく聞くのですが、筆者はクリーニングをしてもらっています。
そこで今回は、矯正中のクリーニングの頻度とやり方。してくれない場合の対処法と題して、筆者の体験を詳しくご紹介できればと思います。
矯正中のクリーニングの頻度とやり方。してくれない場合の対処法
歯列矯正中のクリーニングには、主に次のようなメリットがあると言われています。
①歯の異常に気付きやすい
矯正中のクリーニングについて解説|名駅歯科クリニック・矯正歯科
②歯周病や虫歯を予防することが出来る
③色素の沈着を抑える
④歯が丈夫になる
矯正中は特に口内に汚れが溜まりやすくなるので、できれば定期的にクリーニングをしたいところですよね。
筆者の場合は、矯正をしてもらっている歯医者さんでクリーニングをしてもらえていますので、どのくらいの頻度で、どんなやり方なのかを、まずは詳しくご紹介いたします。
クリーニングの頻度
矯正中のクリーニングの頻度についてですが、筆者が通っている歯科医院では、
毎月の調整日に必ず
クリーニングをしてくれています。
つまり、月に一度の頻度ということです。
歯列矯正中ではない場合、一般的には、
虫歯ができやすい方 1〜2ヶ月に1回
歯のクリーニングを受ける正しい頻度は?|まつもと歯科
歯の着色が気になる方 2〜3ヶ月に1回
歯石がつきやすい方 2〜3ヶ月に1回
が推奨されているようです。
矯正中はブラケットやワイヤーがついていて、歯磨きもしにくいですから、やはり1ヶ月に1度くらいの頻度でクリーニングができると安心ではないかと感じます。
クリーニングのやり方
歯列矯正中のクリーニングのやり方は、次の3つの手順で行なってもらってます。
①回転ブラシ
②水が出る機械(エアスケーラー)
③デンタルフロス
それぞれ順番に解説します。
①回転ブラシ
矯正中のクリーニングのやり方の1つ目は、ヘッドが回転するブラシを使って行います。
歯科衛生士さんの手の甲に歯磨きペーストが乗っていて、それを時折ブラシにつけながら、1本1本磨いてくれます。
痛みや不快感は全くなく、むしろ歯や口の中がさっぱりしていくようで、とても気持ちいい。
クリーニングはだいたいいつも、上の歯から始まります。
歯が大きいのでやりやすいからでしょうか?
表側をまずクリーニングし、それが終わったら、裏側も行います。
身をかがめたり、体の角度を変えたり、手首を返したり、手際よく進めてくれています。
②水が出る機械(エアスケーラー)
矯正中のクリーニングのやり方2つ目の手順は、水が出る機械で歯と歯茎の境目などをきれいにしていきます。
この機械はエアスケーラーと言い、先端から勢いよく水が噴き出し、その力で汚れを落としていくそうです。
けっこうな勢いなので、知覚過敏になっている歯はけっこう染みます。
筆者の場合は、特に歯の裏側がピリッとすることが多いです。
③デンタルフロス
矯正中のクリーニングのやり方、最後3番目は、デンタルフロスを使って歯と歯の間をキレイにしていきます。
歯列矯正中はワイヤーがついているので、デンタルフロスを自宅でやろうと思うとかなり面倒です。
なので、毎回歯医者さんでしてもらえるのはとてもうれしいです。
所要時間
矯正中の毎月のクリーニングの所要時間は、①②③それぞれ5分くらい。
すべて合わせても15分ほどです。
歯医者さんでのクリーニングは、1本1本丁寧に歯を磨いてくれます。
自分では、こんなに丁寧に磨いたことはないので、本当にありがたく感じています。
ちなみに①②③の順番は、時々入れ替わる時もありました。
理由は不明ですが、歯の汚れ具合などによって、効果的な順番などがあるのかもしれません。
矯正中にクリーニングしてくれない場合の対処法
ここまで、歯列矯正中のクリーニングの頻度とやり方についてご紹介してきました。
筆者の場合は、毎月必ずクリーニングをしてもらえていたのですが、してくれないという歯医者さんも多いと聞きます。
そうした場合に、筆者ならどうするかを考えてみました。
❶歯医者さんに相談する
歯列矯正中にクリーニングしてくれない場合は、歯医者さんに相談してみるのがまずは一番現実的な対処法かと思います。
矯正中にクリーニングをしてくれないのは、別料金になっているケースが多いようなんですよね。
なので一度、クリーニング代金を確認して、場合によっては毎回ではなく、2〜3ヶ月に一度の頻度に調整するなどしてもよいかと思います。
いずれにせよ、歯列矯正をする前に、矯正費用にクリーニングが含まれるのかどうかは、しっかりと確認しておく必要はありそうです。
❷他院でしてもらう
歯列矯正中にクリーニングしてくれない場合、他院でしてもらうのもよいかもしれません。
歯科医院の方針によっては、クリーニング自体を行なっていないところも、少なからずあるようです。
また金額が高過ぎて、同じ歯科医院でしてもらうのはちょっと厳しいという場合もあるかもしれません。
その場合は、クリーニングのみをしてくれる歯医者さんを何軒があたってみてもよいでしょう。
その際の注意点としては、まずは矯正をしてもらっている歯医者さんにその旨了解をとること。
また、クリーニングをしてもらう歯医者さんにも、現在歯列矯正中であることを伝えておくと、後々のトラブルを避けることができるかと思います。
❸クリーニングしてくれる歯医者さんで矯正をする
矯正中にクリーニングしてくれない場合の対処法3つ目は、これから歯列矯正を始める人は、歯医者さんを選ぶ際にクリーニングしてくれるところを選ぶことです。
❶でも書いた通り、クリーニングが矯正費用に含まれているかいないかは、歯医者さんによってさまざまです。
なので相談やカウンセリングなどの際に、その歯医者さんが、クリーニングをしてくれるのか否かを、きちんと確かめておくとよいと思います。
矯正費用が安い場合は、クリニーング代が含まれていない場合も多いようです。
逆に総額が高い場合は、毎回のクリーニング料が含まれているからかもしれません。
そうしたことも考慮して、矯正する歯医者さんを検討するとよいかと思います。
歯科医院を選ぶ際の注意点は、こちらが参考になれば↓
❹毎日の歯磨きを丁寧にやる
矯正中にクリーニングしてくれない場合の対処法の4つ目は、毎日の歯磨きを丁寧にやること。
通っている歯科医院ではクリーニングをしてくれず、他院もなかなかいいところが見つからないのであれば、自力でなんとかするしかないですよね。
歯列矯正中に口内が不衛生になるのは、ブラケットやワイヤーが付いていて、歯ブラシが細かいところに届かなかったりするからです。
時間もかかって面倒なので、ついつい歯磨きをサボりがちになることも、原因として挙げられます。
であれば、細かく磨ける道具を揃えて、時間をかければ、虫歯などのリスクは十分に防ぐことは可能でしょう。
筆者がおすすめしたい歯列矯正中の歯磨きグッズはこちらです↓
ワンタフトブラシと鏡
ブラシ部分が細いので、通常の歯ブラシでは届かないところまで磨くことができます。歯医者さんが使っているような小さな手鏡は、奥歯や歯の裏側を磨くのにとても便利です。
太めの歯間ブラシ
歯列矯正中は歯ブラシの代わりとして太めの歯間ブラシを用いると、とても使い勝手がいいです。ワイヤーやブラケットの隙間など、細かなところまで磨けるからです。
低刺激の薬用マウスウォッシュ
矯正中は磨き残しが生まれやすいので、マウスウォッシュを併用すると効果的です。虫歯や歯肉炎の予防、歯槽膿漏や口臭の防止に効果があるこちらの薬用洗口液は、低刺激でおすすめです。
歯列矯正中の歯磨きのやり方は、歯医者さんに詳しく教えてもらったので、こちらを参考にしてみてください↓
動画もどうぞ↓
矯正中のクリーニングの頻度とやり方。してくれない場合の対処法 まとめ
以上、矯正中のクリーニングの頻度とやり方。してくれない場合の対処法というテーマで解説しました。
矯正中に虫歯が見つかった時にはどうすればいいか、こちらに詳しく書きました↓
矯正中、なかなか歯磨きできない時の対処法はこちら↓
歯列矯正中のクリーニングの様子は、YouTube動画にもまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。