矯正治療前の検査[スキャン結果を分析②]矯正の記録008

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2018年4月より歯列矯正|上下とも表側のワイヤー矯正|歯を抜かない非抜歯矯正|歯並びはもちろん、噛み合わせを重視した歯列矯正の様子を、記録しているブログです|銀座みゆき通りデンタルクリニックにて治療中|YouTubeでも歯列矯正の経過を配信してます

歯列矯正中のケンです。

iTero Element(アイテロ エレメント)という3Dスキャンで、
現在の歯の状況を撮影してもらいました。

その時の様子はこちら ↓
矯正治療前の検査[3Dスキャンで歯を立体撮影]矯正の記録006

その結果はすぐに画面に表示されました。

歯列矯正とブリッジ

古田院長
「詳細なデータが考慮されているわけじゃないから、
例えばこうやって、
ブリッジになってるところも、このシミュレーションでは動いちゃうんだ」
「ブリッジは数本の歯がつながったものだから、本当はこんなふうには動かないんだけど」

ぼく、ケンの上の前歯3本はブリッジになっています。

ブリッジというのは、
複数の歯を義歯にする技法です。

2番の歯は抜き、
1番と3番は細く削りました。

その1と3を支柱にするように、3つ繋がった義歯をかぶせてあります。

両はしに橋を渡すようにするので、
ブリッジと呼ぶようです。

噛み合わせと体調不良

ぼくがこのブリッジをしたのは、
30歳くらいのころです。

子どもの頃から歯が弱く、歯並びも良くありませんでした。

特に前歯は出っ歯で、
2番目の歯だけ少し奥に引っ込んでいて、
若干変色もしていました。

ずっとコンプレックスを持っていましたが、
金銭的にも時間的にも、
なかなか歯列矯正に踏み切れずにいました。

あるとき、虫歯の治療で通っていた仕事場近くの歯科医院で、
もっと安く早く、歯並びキレイにできる方法があるよ、
と勧められました。

それがブリッジでした。

仕事も忙しく、
なにより矯正装置をつけるのは恥ずかしいと思っていた当時のぼくには、
何度かの通院で手っ取り早くこの前歯が治る!
というのは、とても魅力的に思えました。

費用も、
歯列矯正治療であれば、おそらく100万円はくだらないでしょう。
ところがブリッジは、
たしか1本7万円、と提示されたように思います。
3本だから7万×3本=21万円

当時もそこそこ稼いでいたので、
そのくらいならすぐ払えるな!と、
決定の後押しとなりました。

ところが・・・

その後、
次第に体調が不安定になっていきます。
心身のバランスが崩れる、というやつです。

そこから約10年間、かなり大変な状況が続くことになります。

だんだんと仕事ができなくなっていき、結果、仕事を辞めざるを得なくなりました。
療養のため実家に戻りました。
2年くらいしてようやく社会復帰しましたが、まったく何もできず。
この頃関わった方々には、本当に迷惑をかけました。

当時は、
このブリッジにしたことと、体調不良との因果関係には思いが至らなかったのですが、
矯正治療を始めるにあたっての検査や、
古田院長の診断、
これまでの自分の身体的、精神的な観察から、
今では、かなり大きな関係があったのだなと、思っています。

歯並びや噛み合わせを動かすということは全く問題はないんです。
むしろ、歯列は、本来の、適正なものであるべきだと思っています。

歯というのは、一本一本単独のものではなく、
全ての歯が関係しあって機能しています。

もっというと、
人間の身体全体の中で、さまざまな臓器や人体組織が連絡しあって、
生命というものを維持しているわけです。

そういった俯瞰した視点なしに、
身体の一部分だけを変化させるということに、
気をつけて!
と声をあげたくなるのです。

ジェンガという、積み重ねた長方形の木のパーツを、
崩さずに一本ずつ引き抜いていくというおもちゃがありますが、
人間の身体も、あのジェンガのようなものです。

全体があって部分があり、
部分が集まって全体になっているわけです。

全体のことを考えずに、
一部分だけを安易に動かしたら、
全体はいとも簡単に崩れてしまいます。

そりゃあ体調も良くなくなるし、病気にもなるよ。

ぼくはそれを身をもって体験しました。
だから、そんな経験をもう誰にもして欲しくないんです。

それはもう本当に大変だったんだから・・・

おっと、話がかなり逸れてしまいました。
今日の本題へ戻りましょう。

歯列矯正前と後の歯並びを比べてみよう

左が現状の歯列です。
右が矯正後をシミュレーションしたものです。

こうやってみても、現在は前歯が前に飛び出てるのがわかります。

それともう一つ、ぱっと見て気づくのが、
歯のアーチ。

現在の歯(上の画像)のアーチは鋭角すぎるようです。
矯正後の歯列(下の画像)は、かなり歯と歯のアーチを広げてあります。

ケン「今はかなり狭いんだね」
古田院長「今はアーチがV字型になってる」

本来はU字型に、滑らかなアーチでありたい。

別角度から。

現状の歯です。
斜めから見ると、出っ歯なのがよくわかりますね。

矯正治療後をシミュレーションした歯並びは、
コンピューターが機械的に補正したものなので、
ブリッジの有無、骨格、筋肉、関節などといった要素が織り込まれていないため、
100%これが完璧かというと、そうとも言い切れないようです。

噛み合わせも比べてみよう

下から上を覗くと、こんな感じ。
この角度だと、上下の歯の関係性がよく分かります。

画像は、上が現状、下が矯正後のシミュレーションです。

古田院長「前歯の上下の間が開いてるでしょ」

ケン「あー、こうなってるんだ」
「上下の前歯の隙間が全然違うね」
「シミュレーション後の方が隙間が閉じてるね」

現状の噛み合わせは、上下の前歯が完全に離れてしまっています。
まったく触れ合っていない。

本来、上下の歯は、前歯も含めて全てが均等に触れ合っているのが理想なのだそうです。
シミュレーションされた矯正後の歯列は、それに近くなっているように見えます。

お!今度は歯が透明になった!

歯が透明に表示されることで、接触してるところが見えやすくなっています。

iTero Element(アイテロ エレメント)だと、
これまでは想像するしかなかったことが、
こうして視覚化できてしまう。
これは、デジタルの利点であり強みだなと、とても感じました。

なぜ、噛み合わせがズレてしまっているのか?

ケン「うわー、下の歯はこうやって見ると、本当に左右の長さが全然違うんだなあ」

どうしてこんなにも、左右の長さが違うかというと、
左右で、
・親知らず
・前から5番目の歯
その有無が違うからです。

左側(画面右)は、5番目はあるけど、親知らずはない
右側(画面左)は、5番目がなくて、親知らずがある

上の画像のように、
左右で対になる歯同士を線で結んでみましょう。

5番目と親知らずは大きさが全然違うので、
これだけズレてしまっています。

これだけ左右で違いがあったら、噛み合わせも当然ズレますよね・・

噛み合わせは、歯の高さも重要

今度は下の歯を正面から見てみます。

こうしてみると、
奥歯の高さにも、左右で違いがあるのが分かります。

右の歯(画面左)の噛んでる面は、一度凹んで、奥はせり上がっています。
左の歯(画面右)はフラット。

左右でずいぶん違います。

せり上がっている部分は当然先にぶつかります。
凹んでいる部分は最後まで歯は接触しません。

当然、噛み合わせも不完全、不安定になりますね。

犬歯もかなり重要!

ケン「右側の前から3番目の犬歯は、頂上を削っちゃったんだよね」
「先生、ここ当たります。って言ったら、じゃあ削りましょうって(苦笑)」
上の前歯をブリッジにした時の話です。

上の前歯3本をブリッジにしたら、
口を閉じると、ブリッジと下の歯がぶつかったんです。

それを伝えたら、
じゃあ削ろう、と言って、
単純に当たる部分を削っちゃったんです。

今考えるとこれも、
ぼくの噛み合わせが崩れたり、
あごの位置がズレた大きな原因だったと思います。

どうやら犬歯というは、
上あごと下あごが正しい位置で合わさるように、ストッパーの役目もしているようです。

今それがないので、
顎が右にずれやすくなっているように感じます。

この角度だと、奥歯の高低差と、犬歯についてがよく見えます。

指差している途中あたりは、反対側に比べてだいぶ低くなっています。
奥まで行くと今度は、反対側よりもかなり高くなっています。

右側の犬歯は先端が削れてしまっているので、
高さが全然違いますね。

iPadのように指先で、
歯列矯正のシミュレーションができる

モニターを操作させてもらいました。

iPadやiPhoneなどのタッチスクリーンと同じような操作感。

2本指でモニターを触って動かすと、
画面上の歯の模型が360度、全方向にクルクル回転します。

上下左右、正面斜め、
角度が変わると、同じ歯でも見えかたが全く異なります。

自分ではの様子を見ようとすると、
鏡で見るくらいしかないので、
こうして様々な視点から見られるのはとても素晴らしい。

「あー、コレおもしろい!」

矯正治療前の検査[スキャン結果を分析②]のまとめ

歯列矯正の分野でも、
デジタル化がものすごく進んでいるんだなと感じました。

メリットはたくさん。

これまでの方法では得られなかったデータも得られるし、
それを元に、細かな解析もできるようになっている。

歯型をとる工程では、
これまでだと、気持ち悪くてオエッとなっちゃう人も多かったらしいが、
デジタルスキャンであれば、
無理なく歯型をデータ化することができる。

と同時に、
人間の五感や手作業による、
感覚的な部分もまだまだ必要なのだなとも感じました。

単純に数値だけでは測れないのが人間の身体。
心もあれば、意思もある。

人間の身体は単なる物質ではなくて、
感情を持った存在なんだな、
ということにも改めて気づくことができた体験でした。

では!

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