保健適用でも銀歯以外の白い詰め物で、虫歯治療できるようになった

【虫歯】銀歯以外の白い被せ物でも保険治療ができる【条件あり】 歯のケア
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保険適用でも、銀歯以外の白い詰め物ができるって本当?
虫歯の保険治療は、銀歯以外の被せ物はダメだと思っていた…

そんな疑問にお答えしましょう。

筆者は子供のころから虫歯が多く、奥歯のほとんどに銀の詰め物が入っていました。

保険適用での虫歯治療だから、銀歯以外の詰め物はできないから仕方がないと思っていたからです。

ですがいろいろ調べて見ると、今はどうやら違うらしいんですよね。

そこで今回は、保健適用でも銀歯以外の白い詰め物で、虫歯治療できるようになったと題して、その条件や方法などを詳しく解説したいと思います。

保健適用でも銀歯以外の白い詰め物で、虫歯治療できるようになった

保険適用の虫歯治療でも銀歯以外の白い被せ物ができることは、ネット記事で次のような記述を見かけたから↓

虫歯などの治療で「かぶせ物」をした場合、従来の保険治療では銀歯以外に選択肢がなかったが、現在は「白い歯」が可能になっている

保険治療で「白い歯」もOKに、その条件とは|ダイヤモンド・オンライン

これまで、保健治療の場合は銀歯以外はダメだと思っていたので、けっこう衝撃を受けました。

そして調べてみると、いくつか条件があることが分かりました。

その条件とは、CAD/CAM冠であれば、保険治療が適用されるとのこと。

CAD/CAM冠とは

保健適用される銀歯以外の詰め物であるCAD/CAM冠とは、

CAD/CAMシステムによって作られたハイブリッドレジン冠

のことだそうです。

そう言われても、???だと思うので、それぞれどういうことなのか詳しく調べてみましょう。

まずCAD/CAMシステムとは、

口腔内に装着される修復物をコンピュータ制御の機器に置き換えるシステム

Wikipedia 歯科用CAD/CAMシステム

のこと。

例えば、

・3Dスキャナーで治療箇所を撮影
・その情報をコンピューターで解析
・設計データをもとに機械で削り出す

など、治療の一連の工程が機械化された仕組みです。

これまで虫歯の詰め物は一つ一つで作業で作るのが一般的でしたが、それをコンピューター化して、効率性も品質も高めようという目的があるようです。

またハイブリッドレジンとは、

セラミックとプラスチックの混ざった素材

CAD/CAM冠(キャドカム冠)<ハイブリッドレジンクラウン>について|あべ歯科クリニック

のこと。

セラミックは、とても強い強度と、透明感のある白さが特徴です。

一方のレジンは、プラスチックのようなしなやかさを併せ持つ素材です。

・セラミックは陶器
・レジンはプラスチック

とイメージすると分かりやすいかもしれません。

その他の条件

銀歯以外の詰め物であるCAD/CAM冠は以前からあった技術ですが、保険適用はされていませんでした。

それが2014年に一部の歯に限り保険適用され、その後2020年9月までに条件付きではありながら、前歯を含めたほぼすべての歯に対して保険治療の対象となったようです。

また以前は、部分的な詰め物は保険適用外でしたが、2022年4月にインレーと呼ばれる一部分だけに詰める治療でも、保険治療が認められたみたいです。

銀歯以外の詰め物を保険適用したい場合、どんな歯医者さんでもできるわけではないようです。

CAD/CAM冠での治療を行うには、厚生労働局への申請が必要なため、希望する場合は該当する歯医者さんで治療を行う必要があります。

銀歯(アマルガムやパラジウム合金)は危険?

ここまで、保険適用で銀歯以外の白い詰め物をする方法や条件について、詳しくご紹介しました。

そこでもう少し話を広げて、銀歯や銀歯以外の詰め物の安全性についても触れてみたいと思います。

現在、虫歯の保険治療で主に使われている銀色の金属は、パラジウム合金という素材だそうです。

それ以前に虫歯治療に使われてたアマルガムは、その毒性から、現在は完全に使用されなくなっています。

そして、アマルガムより危険性の低いパラジウム合金が用いられるようになりました。

とはいえ、そのパラジウム合金も金属アレルギーの恐れがあるなどから、

ドイツなどの医療先進国では、パラジウムフリーの金属を強く推奨しており、パラジウムは身体に良くないと広く認識

保険内歯科金属材料「金銀パラジウム合金」|中垣歯科医院

されるなど、多くの国では今やほとんど使われていないそうです。

このように、銀歯以外の白い詰め物で虫歯治療をすることは、見た目だけでなく安全という面でも、検討する価値はありそうです。

とはいえ金属であれ、レジンやセラミックであれ、口の中に異物が入ることには変わりありません。

理想的には、できるだけ虫歯を作らずに、自分の歯で一生を過ごせたらいいですよね。

むやみに歯を削ることもおすすめしません。

犬歯を削って大変なことになった経験を、こちらに詳しく書きました↓

保健適用でも銀歯以外の白い詰め物で、虫歯治療できるようになった まとめ

以上、保健適用でも銀歯以外の白い詰め物で、虫歯治療できるようになったというテーマで解説をしました。

銀歯以外の詰め物といえば、ジルコニアとセラミックも代表的です。

何が違うの?という方はこちらをどうぞ↓

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銀歯がたくさんあっても歯列矯正ってできるの?という方はこちら↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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