歯列矯正の治療を始めて8ヶ月目。
ちょうど10回目の通院日にどんな治療をしたのか、今回はその時の様子を詳しくレポートしたいと思います。
歯列矯正8ヶ月目 歯医者さんに通院した時の治療内容の記録
歯列矯正8ヶ月目の通院日。
矯正治療が始まって、装置とワイヤーを歯にセットした後は、基本的には、歯医者さんに通うのは月に一度となります。
8ヶ月目のこの日も、歯医者さんに行くと名前を呼ばれ、診療室に案内されました。
歯科衛生士さんに近況報告
椅子に座ると歯科衛生士さんが、、筆者の首元にエプロン(前かけ?)をかけてくれます。
いつも「前回から歯の様子はどうですか?」と聞いてくれるので、この1ヶ月間、歯がどんな感じだったかや、何か変わったことなどがあれば報告をします。
矯正治療を通して普段感じていることや、疑問に思っていること、こうしてほしいという要望などを、
自分自身でも再確認できるし、言葉にして伝えることができるので、このステップはとても大切だなと、個人的には感じています。
よく、説明もないまま矯正治療が進められて、質問しても詳しい説明が返ってこない…という歯列矯正経験者の話を耳にします。
ですが、筆者が通院している歯科医院では、こうした対応や患者さんとのコミュニケーションを大切にしているようで、とても親切丁寧に接してくれるので、安心して治療を受けることができています。
つけていたワイヤーを外す
歯列矯正8ヶ月の通院日、近況報告が終わると、次は1ヶ月間つけていたワイヤーを外します。
歯科衛生士さんが手際よくカラーゴムを装置から外し、あっという間にワイヤーが装置から外されます。
ワイヤーが外された瞬間は、とても開放感があります。
と同時に、これは矯正あるあるだと思うのですが、ワイヤーがついていないと、逆に物足りないというか、不安な気持ちにもなったりするんです。
ワイヤーがついていることで、歯が引っ張られたり押されたりして、歯が動かされているので、それがなくなってしまうと、元に戻ってしまうんじゃないかっていう、焦りが生まれるんですよね。
実際、矯正期間が終わり、装置とワイヤーが外れてからも、保定期間と言って、ワイヤーを装着していたのと同じくらいの期間、リテーナーという装置をつけ続ける必要があるそうです。
そうしないと、歯というのは本当に後戻りしやすいらしいのです。
追記:矯正開始から約4年後、リテーナー期間も含めて、すべての矯正治療が終了しました。
ワイヤーを外した後のリテーナーの重要性について、こちらに詳しく書きました↓
歯と装置のクリーニング
歯列矯正8ヶ月の通院日の記録。
ワイヤーを装置から外した後は、歯と装置のクリーニングをしてもらいました。
矯正を始めて8ヶ月も経過してくると、慣れやめんどくささが出てくるようになって、食後の歯磨きなどが、けっこうおろそかになってきがちなんですよね。
また、歯にワイヤーがついた状態だと、どうしても食べ物が挟まりやすく、歯ブラシなども届きにくいです。
なので、ワイヤーが付いていない状態というのは、歯のクリーニングの絶好のチャンス。
先端がぐるぐる回るブラシやデンタルフロス、エアスケーラーといって勢いよく水が噴射される機械などを使って、一本一本、歯を綺麗にしてもらいました。
筆者が治療してもらっている歯科医院では、調整日のクリーニングは、通常のメニューとして入っているんですが、やってくれなかったり、オプションというところもあるそうです。
担当の先生による診察
タイミングはまちまちですが、毎月の通院日には、担当の先生が口の中を診てくれて、矯正治療が計画通りに順調に進んでいるかを診察してくれます。
そして、なぜこの方法で治療をしているのか? これからどういう風に歯を動かしていくか?などを、詳しく分かりやすく説明してくれます。
歯列矯正8ヶ月目のこの日は、歯のクリーニングが終わった後に、先生に診てもらいました。
これは、とてもよく聞く声なのですが、歯列矯正期間中に、こうした説明をほとんどしてもらえなかった…という人、けっこう多いみたいなんですよね。
毎回、何も説明なく治療が進み、自分が今何をされているのかわからないので、とても不安だった…という話もよく聞きます。
その点、筆者の通院している歯医者さんでは、分からないことがあれば気軽に質問できる雰囲気がありますし、丁寧に解説もしてくれるので、本当によい環境で矯正治療ができているなと改めて感じています。
ちなみに、担当の先生とのやりとりの一例は、下の動画の冒頭でご覧いただけます。※友達口調で話しているのは、筆者と主治医は古い付き合いのためですので、その点ご了承ください。
調整したワイヤーを、再度歯にセット
ワイヤーが装置から外された後、歯のクリーニングを行っている間、実は裏の方では、外したマルチループワイヤーの調整が行われています。
歯を狙い通りに動かしていくために、毎回、ループの方向や角度を細かく微調整する必要があるそうです。
この調整は、担当医の手で一つ一つ行われているようです。
患者の歯の状態や、どうやって動かしていくかということが、すべて頭の中に入っているのは、すごいなといつも感心しています。
調整が終わったワイヤーを歯にセットするのは、歯科衛生士さんがやってくれます。
これも毎回、とても手際よく進めてくれます。
時々、ワイヤーの種類が変わった時や、大きく調整した時などは、歯を押したり、ワイヤーを引っ張らないとブラケットにはまらないそうなので、痛みを感じる時もあります。
歯列矯正8ヶ月目の今回は、比較的穏やかで、痛みもほとんどない通院日となりました。
カラーゴムの色選び
通院日で、毎回楽しみなのと同時に、少し頭を悩ますのが、ワイヤーとブラケットを固定するカラーゴム(カラーモジュール)を取り付ける時です。
というのも、このカラーゴムの色は、毎回自分で選ぶことができるからです。
全て同じ色で揃えてもいいですし、上下で色を変えてもいい。
中には、全ての歯のゴムをひとつずつ色を変えるという人もいるそうです。
色付きでない、透明や白いゴムもあります。
それらは歯につけた当初は歯の色と同化して目立ちにくいのですが、カレーやトマトソースなどを食べると着色しやすいという特徴もあります。
カラーゴムの着色を防ぐ方法は、こちらにまとめました↓
なので、このカラーゴムの色選びは、毎回何色にしようか迷ったりもするのですが、自分で配色を決められるというのはなかなか楽しい作業でもあります。
記録撮影して終了
月に一度の通院日の最後は、記録用に口内の写真を撮って終了です。
上の画像のように、専用の道具で口を大きく広げて歯の様子を撮影するので、かなり恥ずかしいんですが、8ヶ月目ともなるとさすがに慣れますね。
人間ってすごいな(笑)
以上が、月に一度の通院日の流れです。
歯列矯正8ヶ月目の今回の通院日は、イレギュラーなことはほぼなかったので、これが基本的な流れだと思っていただいていいと思います。
ですが、何か特別な対処が必要な場合は、この基本の流れにプラスして処置が行われることとなります。
例えば、ブラケットが壊れてしまった場合は、付け直す必要があります↓
実際に、ブラケットの付け替えを行った時の様子はこちら↓
また、ワイヤーの付け替え中に、虫歯が見つかった時もありました↓
通院日に何をするかは、歯医者さんや治療方法の違いによってさまざまだと思いますので、詳しくはそれぞれの歯医者さんに確認するのが確実かもしれません。
歯列矯正8ヶ月目 歯医者さんに通院した時の治療内容の記録 まとめ
以上、歯列矯正8ヶ月目 歯医者さんに通院した時の治療内容の記録というテーマで解説をしました。
今回ご紹介した通院日の治療内容の様子は、こちらの動画でもご覧いただけます↓(約14分)
歯列矯正中、どのくらいの頻度で通院をするのか? くわしくこちらに書きました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。