歯列矯正中は、食べるのがめんどくさいように思うけど、実際はどうだろう?
食べるのが好きだから、めんどくさいのはイヤだなあ…
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は2018年に歯列矯正(表側ワイヤー)を始め、約4年間ですべての治療が完了しました。
矯正が始まってから驚いたこと、予想外だったことの一つに「食事」があります。
そこで今回は、歯列矯正中は食べるのがここまでめんどくさいとは思わなかった…と題して、筆者の体験を詳しくご紹介できればと思います。
歯列矯正中は食べるのがここまでめんどくさいとは思わなかった…
歯列矯正中、何が一番めんどくさかったかというと、それは痛みでも歯磨きでもなく「食べること」でした。
歯が動く際の痛みや歯磨きがしにくくなるだろうというのは、ある程度予測ができ、覚悟もしていました。
ですが、食べるのがここまでめんどくさいとは、正直思ってもいませんでした。
歯列矯正初日
歯列矯正ワイヤーを、下の歯に初めてつけた日のこと。
家に帰ってきて夕食を食べようと思い、食べ物を口の中に運んだのですが…
どうやって噛んだらいいかがまったく分からず、噛むたびに口の中をブスブスと噛んでしまい、穴だらけになってしまいました。
歯列矯正のワイヤーは、いきなり上下につけるのではなく、まずは慣れるために、細くて柔らかいワイヤーを下の歯だけにつけるのだそうです。
それなのに、この噛みづらさ…。
上の歯にもワイヤーがついたら一体どうなるのだろう…と、呆然としてしまいました。
もしかしたら、この先ずっと何も食べられないのではないか…と。
幸い、口の中にできた噛み傷は、自然にできる口内炎とは違って痛みはありませんでした。
膿んだり悪化することもなく、翌日には傷口は塞がってもいました。
ただし次の日も、やはりまたブスブスと口の中を噛んでしまい、新たな傷を無数に作ってしまいましたが…。
数日後
歯列矯正が始まって2、3日は食べるのがままならず、スープや豆腐、ピーナッツバターといった、噛まずに飲み込めるものだけで過ごしていました。
そして4日目くらいになると、なんとなく噛み方のコツが掴めてきて、ちょっとずつ固形物にチャレンジできるようになったんです。
とはいえ、肉の塊やフランスパンのような、強い力で噛まなければならないものは、全く食べられません。
ワイヤーをつける期間は約2年の予定だったので、2年間もこれが続くのかと思うと、正直めんどくさいな…と思いました。
「早く自由に食べたーい!」
歯列矯正開始1ヶ月後
歯列矯正が始まって1ヶ月後に、上の歯にもワイヤーがつきました。
そのころには、柔らかいものや小さなものであれば、もう口の中を傷つけずに噛めるようにはなっていました。
ならそれで、食べるのがめんどくさくなくなったかというと…、
そんなこともなかったんです。
野菜や肉の繊維が、ワイヤーや装置にかなり引っかかるんですよね。
ほうれん草とかえのき、鶏肉の筋とか。
なので、なるべく引っかからないように噛まなきゃだったり、食後の歯のケアがとてもめんどくさいわけです。
矯正装置に食べ物がからまる
矯正治療中は栄養をしっかり摂ろう!おすすめの食品、食べ方の工夫|加茂谷矯正歯科
歯磨きがめんどうだからあまり食べたくない
といったように、ネット上にもこうした悩みが多く見られます。
3〜4ヶ月後
歯列矯正を始めて3〜4ヶ月後、3〜4回目の調整日になると、ワイヤーが太くて強力なものに変わり、ゴム掛けが始まったり等で、本格的に歯が動いてきます。
何もしていなくても歯が痛いことすらあるので、何かを食べるとなると、歯と歯が当たって電気が走るような痛みすら感じるわけです。
そんなわけで、噛むと歯が痛いという理由で、食べるのがさらにめんどくさいと思うようになってしまいました。
また思わぬ効果もありまして、歯磨きにかなり時間がかかるため、めんどくさいので間食をほとんどしなくなりました。
その結果、痩せました。
歯列矯正は、ダイエットにもよい手段かもしれません。
食べるのがめんどくさいのイヤだ…
ここまで、歯列矯正中は食べるのがいかにめんどくさいのかということについて、筆者の体験をご紹介してきました。
それでも、やっぱり食べるのが好きだから、めんどくさいのは嫌だ!
マウスピース矯正なら、食べるときに外せばいいんじゃない?
そんなふうに考えている方も多いかもしれません。
ですがマウスピース矯正は、筆者はあまりおすすめしません。
なぜならマウスピース矯正は、ワイヤー矯正ほど自由度がないため、歯並びによっては満足のいく結果にならない場合が多いようだからです。
マウスピースって歯に被せて使いますよね。
なので歯を上に引っ張り上げることや、下に押し下げる動きは、ほぼできないと考えられます。
筆者の歯列矯正を担当してくれた歯科医も「マウスピース矯正の方がかえって難しいし、かなりの経験と技術が求められる」と言っていました。
さらには自分で取り外しができるのでサボってしまいやすく、計画通りに進まず、期間が伸び伸びになったり、治療途中でやめてしまったりということも起きやすいと言われています。
なので、食べるのがめんどくさいのがイヤだ…という理由で、マウスピース矯正を選ぼうとしているのであれば、考え直した方がいいと筆者は思います。
マウスピース矯正の向き不向きについて、こちらに詳しく書きました↓
セラミック矯正なら、あっという間に終わってめんどくさくなくていいと思っていませんか?
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歯列矯正中は食べるのがこんなにめんどくさいとは思わなかった… まとめ
以上、歯列矯正中は食べるのがこんなにめんどくさいとは思わなかった…というテーマで解説しました。
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歯列矯正初日から数日間、どんなものを食べていたのかはこちら↓
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歯列矯正中の外食も、けっこうめんどくさいことの一つでした↓
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めんどくさくないやり方は、こちらをどうぞ↓
歯列矯正中に食べるのがめんどくさいものは、動画でもご紹介しました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。