歯列矯正をしたいけど、滑舌が悪くなったらイヤだな…
滑舌が良くないんだけど、歯列矯正で良くなるかな?
そんな不安や悩みにお答えします。
筆者のケンは、現在歯列矯正中です。
約1年が経過しました。
上下とも表側のワイヤー矯正、
歯は抜かずに、非抜歯矯正を行なっています。
追記:約2年3ヶ月後、ワイヤーが外れました!
その時の様子はこちら↓
ぼく自信、
矯正前は、かなり喋りにくいだろうな…と思っていましたが、
実際に1年間、
矯正装置とワイヤーをつけてみて、滑舌はどうだったか?
実体験をもとに詳しく解説します。
歯列矯正中に滑舌がむしろよくなった理由&秘密のトレーニング法
結論からいうと、
ぼくは歯列矯正を始めて約1年経ちますが、
と感じています。
矯正装置をつけた直後は、さすがにしゃべりづらく、
滑舌悪くなったなあ…と感じていました。
ですが、1週間くらいした、
喋りづらさは徐々に薄らぎ、あまり気にならなくなりました。
それどころか、
誰かと話していても、相手から聞き返されることなどが少なくなり、
むしろ、滑舌よくなったんじゃないか?
とすら感じます。
滑舌がよくなったと感じる理由は3つあります。
順番に説明していきます。
①装置に慣れた
歯列矯正中に滑舌がよくなった理由の1つ目は、
矯正装置に慣れた
ことです。
装置とワイヤーをつけた直後は、
口の中の違和感がものすごくて、これがずっと続くのか…
と思いましたが、1週間くらいですぐに慣れました笑。
最初に装置がついたのは下の歯だけでしたし、
ワイヤーも一番細く、柔らかいものだったので、
締め付けが少なかったからだと思います。
はじめて矯正装置がついたときの様子↓
装置がついた直後の喋りにくさは、
ワイヤーで引っ張られて喋りづらいというよりも、
歯が大きく分厚くなったような違和感が大きかったです。
くちびるが装置に引っかかるので、
口の開け閉めがいつもと勝手が違う、という感じです。
ですが、
そうした違和感にも1週間ほどですぐに慣れたので、
滑舌の悪さが、ずっと続くということもなかったんだと思います。
②下顎の位置が本来の位置に戻ってきた
歯列矯正中に滑舌がよくなった理由の2つ目は、
下顎の位置が、本来の位置に戻ってきた
のも大きいと感じてます。
のどに空気の通り道が確保できて、
声がスムーズに、
こもらずに発生できるようになったと思うんです。
矯正前のぼくは、
噛み合わせのズレによって、
下顎が奥に2〜3ミリ引っ込んだ状態でした。
すると、喉の気道が狭くなるので、
顔や首を前に出して、
全身でバランスを取ろうとし、猫背や巻き肩にもなっていました。
すると、胸のあたりが縮まってしまい、
そのあたりに声がこもってしまい、
滑舌にも影響があったんだと思います。
歯列矯正をしたことで、噛み合わせが改善し、
それにともなって、下顎の位置も正しい位置に戻ってきました。
その結果、猫背や巻き肩も改善してきて、
胸も開き、よりスムーズに声が出せるようになって、
滑舌も良くなったんだと感じます。
噛み合わせや顎の位置の影響は、滑舌だけではありません
③意識して話すようになった
歯列矯正中に滑舌がよくなった理由の3つ目は、
意識して話すようになった
ことも大きいと考えられます。
意識せずに話すと、
どうしても声が小さくなったり、
語尾があいまいになってしまうからです。
装置をつけた直後は、
しゃべりづらさと同時に、装置が口の中に当たって痛い、
という悩みもありました。
なので、痛いのはイヤなので、
なるべく簡潔に、何度も言い直さなくてもいいように、
はっきりと話すように、心がけるようにしました。
その結果、その習慣が定着して、
滑舌がよくなったんだと思います。
歯列矯正で滑舌が悪くなる場合
とはいえ、
歯列矯正したことで、
滑舌が悪くなる場合もあるんじゃないの?
という疑問もあると思います。
確かに、矯正の種類やその他の要因によって、
滑舌が悪くなることもあるかもしれません。
裏側矯正
滑舌が悪くなるとよく言われているのが、
裏側矯正の場合です。
装置とワイヤーが歯の裏側につくため、
舌が当たったり触ったりして、
滑舌が悪くなる可能性が高いみたいです。
また、装置がつくことで、
口の中の空間が若干狭くなって、
声の反響などにも、影響があるのかもしれません。
ぼくは、裏側矯正の経験がないので、
確かなことは言えないので、
歯医者さんの情報を載せておきます。
裏側矯正には、
目立たないという利点があると同時に、
・滑舌への影響
・費用が高くなる
・歯磨きがしにくい
といった側面もあるみたいです。
参考記事|裏側矯正はしゃべり方にどう影響する?
Queenのフレディ・マーキュリーは、
自分の声質が変わってしまう可能性があるので、
出っ歯を治さなかったとも言われています。
心理的な面
歯列矯正をすると、
滑舌が悪くなると考えられる、もうひとつの理由は、
心理的な要因です。
どういうことかというと、
歯列矯正してるのカッコ悪いな…
矯正装置見られるの、恥ずかしいな…
というふうに思っていると、
口をあまり大きく開けずに話そうとして、
どうしても聞き取りづらい話し方になってしまうからです。
すると、
余計に人と話すのを避けようとしてしまって、
さらに滑舌が悪くなる、
という悪循環に陥る場合もあるかもしれません。
ぼくも、中学生・高校生の時は、
歯並びがすごく悪かったので、
歯を人に見られるのが、とても抵抗を感じていました。
ずっと口元ばかり気にしているので、
人と話すのがとても疲れました。
今は、
歯列矯正をしていることも、装置を見られることも、
まったく気にしていないので、
思い切り話すことができていると思います。
そうした心理的な要因も、
滑舌が良くなったと、ぼくが感じる理由の一つかもしれません。
歯列矯正するの恥ずかしいな…と思っている方はぜひ読んでください↓
滑舌をよくするトレーニング法
少し話を広げて、
滑舌をよくする方法ってないのかな?
という疑問にもお応えしたいと思います。
結論から言うと、
滑舌をよくする方法はあります
ぼく自身もこの方法で、滑舌がよくなりましたし、
今でも心がけているからです。
具体的に3つご紹介します。
①最後のひと言までハッキリ話す
滑舌をよくするトレーニング法、1つ目は、
最後のひと言までハッキリ話すことです。
「〜します」とか「〜です」
と、最後まできちんと言い切ってみてください。
それだけで、滑舌がよくなって、
相手に言葉が伝わりやすくなります。
ぼくは矯正前は、
語尾が聞き取りづらいとよく言われていました。
ですが、これを心がけることによって、
相手から聞き返されることが、
本当に少なくなりました。
②頭の後ろから、数メートル前に向かって話す
滑舌をよくするトレーニング法の2つ目は、
頭の後ろから、数メートル前に向かって話すこと。
口元だけで話していると、
どうしても声が小さくなったり、
モゴモゴした話し方になってしまうからです。
声を出すのは頭の後ろから。
そして、
数メートル前に向かって、声を押し出すように話すと、
驚くほど滑舌が改善されます。
言葉というのはエネルギーです。
なので、
勢いや滞りのなさが、相手に言葉が届くかどうかにも、
とても大きく影響しています。
そういう意味では、
自分に対する自信とか、熱意や情熱なども、
滑舌に関係しているかもしれませんね。
自分の想いは溜め込まずに、
ストレートに吐き出した方がいいですよ。
③ひとつの文章を短く話す
滑舌をよくするトレーニング法、最後3つ目は、
頭ひとつの文章を短く話すことを、心がけてみてください。
ダラダラと長い話しは、
相手も理解しづらいし、聞きたくないからです。
例えば、
ひとつの文章を短く話すように心がけると、なぜ滑舌の悪さを補ってくれるかというと、文章を長々とつなげて話すと、相手はその内容を理解しづらいからで、このように、切れ目のない文章よりも、箇条書きのような文章の方が、内容が頭に入ってきやすいですし、意味も把握しやすいですよね。
このように、
長く切れ目のない文章は、
とても読みづらいですよね。
一方、
ひとつの文章を短く話すように心がける
それが、滑舌の悪さを補ってくれます
文章を長々とつなげて話すと、内容を理解しづらいです箇条書きのように話す
内容が頭に入りやすいです
意味も把握しやすい
このように、
箇条書きのように、
ひとつひとつの文章を短くすると、
とても理解しやすい話し方になります。
ぼくは、デザインの仕事をしている時に、
よく社長に「言いたいことを単語1つにまで削ぎ落とせ」と、
しょっちゅう言われていました。
相手に何かを伝えるのって、
滑舌がどうのというのは、実はあまり関係なくて、
究極的には、たった一言でも可能なのかもしれません。
歯列矯正中に滑舌がむしろよくなった理由&秘密のトレーニング法 まとめ
以上、
歯列矯正中に滑舌がむしろよくなった理由&秘密のトレーニング法
というテーマでお話ししました。
矯正方法などによっても、
滑舌の変化には違いがあると思いますが、
ぼくの体験が参考になれば嬉しいです。
YouTubeでもお話ししました↓