3Dの歯型取りって、どういうこと?
ピンクの歯型取りだと、オエっとなって苦しい…
そんな疑問にお答えします。
筆者は、2018年4月に歯列矯正を始めました。
上下とも表側のワイヤー矯正です。
追記:2年3ヶ月後の2020年7月に、ブラケットオフしました。
その時の様子はこちら↓
歯列矯正中に6、7回くらい歯型を取ったのですが、その内の何度かは、デジタルスキャナーを用いて、3Dで歯型取りをしました。
マウスピース矯正用に使う、アイテロエレメントというデジタルスキャナーだそうです。
そこで今回は、3D歯型取りとは?マウスピース矯正用のデジタルスキャナーがスゴいと題して、その時の様子を詳しくレポートしたいと思います。
3D歯型取りとは?マウスピース矯正用のデジタルスキャナーがスゴい
3Dで歯型取りをしたのは、歯列矯正を始める前の検査が最初でした。
歯型を取るというので、てっきりピンク色の粘土みたいなものかと思っていたら、大きな機械がゴロゴロと運ばれてきたのでビックリしました。
滑車のついた支柱の上に、モニターが乗っていて、形状としては、譜面台のような感じです。
これまで通った歯科医院では目にすることのなかった、はじめて見る機械です。
マウスピース矯正用のデジタルスキャナー
この3D歯型取りの機械、名前は iTero Element(アイテロ エレメント)と言うそうです。
インビザラインという、マウスピースを用いた歯列矯正用のデジタルスキャナーのようです。
歯を立体的にスキャンし、歯並びや噛み合わせなどをデジタルデータとして収集。
スキャン後すぐに、分析やシミュレーションができ、データをインビザライン社にオンラインで送信すれば、後日マウスピースが送られてくるとのこと。
まるでAmazonのよう。
まだ日本では限られた歯科医院にしか導入されていない、最新鋭の検査機器なんだそうです。
3Dで歯型を取るメリット
3Dで歯型取りを行うと、どういった利点があるかというと、
・ピンクの材料で歯型を取るとオエッとなる人でも、負担なく歯型が取れる
・リアルタイムで結果が分かるので、その場で説明や相談ができる
・より誤差の少ない歯型が取れる
・治療期間の大幅な短縮が可能(以前は石膏模型をアメリカに郵送していた)
・エックス線ではなく、レーザーやLEDライトなので安心
などが挙げられるそうです。
歯列矯正も、デジタル化がかなり進んでいると感じます。
デメリットは?
利点の多い、デジタルスキャンを使った3Dの歯型取りですが、すべてが完璧というわけでもないようです。
たとえば、スキャンした歯はすべて自分の歯として計算されるので、差し歯やブリッジなどがあると、シミュレーション結果に誤差が生じることもあるようです。
あるいは、矯正前から最終形まで、コンピューターが計算するんですが、実際に矯正が始まると、その過程で思いもしないことが起こるものなので、途中の軌道修正が難しいこともあったりするみたいです。
また、歯の動きは細かく計算されているんだけど、あごの動きまでは、あまり考慮できないとのこと。
3Dで行う歯型取りは確かに便利ですが、そうした点は少し気になるところです。
歯列矯正でも他のことでも、数値や理論はもちろん大切なんだけど、最終的には人間の感覚や直感が物をいう、というようにも感じます。
デジタルスキャナーで歯型を取る手順
3D歯型取りをするデジタルスキャナーは、カメラ部分がハンドクリーナーのような形状をしています。
次の画像は、3Dスキャンをどのように撮るかの説明です。
読めますかね?
要約すると、3Dスキャンは4段階に分けて行うらしいです
①上の歯と下の歯が触れる面(建物で例えると屋上部分)を、まずはスキャン
②次に歯の裏側をスキャン
③歯の表面をスキャン
④最後は、歯の裏から表面をグルンとするように、一本一本スキャン
という感じでスキャナーを動かしていくそうです。
この3Dの歯型取り、実際にやってみてどうだったのか…
詳しくはこちらに詳しく書きましたので、気になる方はぜひお読みください↓
このスキャナーは本来はマウスピースを作るためのものですが、筆者はワイヤーで矯正をしました。
というのも、筆者の歯はマウスピース矯正には不向きだったから。
マウスピース矯正は、どんな人が向いていて、どういった人が向いていないのか?気になる方はこちらをどうぞ↓
3D歯型取りとは?マウスピース矯正用のデジタルスキャナーがスゴい まとめ
以上、3D歯型取りとは?マウスピース矯正用のデジタルスキャナーがスゴいというテーマで解説をしました。
歯列矯正前の検査では、おなじみのピンクの歯形も取りました。
その時の様子はこちら↓
歯型を取る時オエっとなってしまう人は、こちらが参考になれば↓
今回の記事の内容は、YouTubeでもご覧いただけます↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。